△日程第14 議案第80号 平成13年度岡谷市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について
△日程第15 議案第81号 平成13年度岡谷市湊財産区
一般会計歳入歳出決算認定について
○議長(今井友吉議員) 日程第4 議案第70号から日程第15 議案第81号までの一般会計及び
特別会計決算関係議案12件を一括議題といたします。 この際審査の方法についてお諮りいたします。この12議案は
決算特別委員会を設置して付託し、審査いたしたいと思います。そこで、審査の都合上、最初に
決算特別委員会を設置し、委員の選任を行った後、一たん休憩して委員会を開催し、正副委員長の互選を行い、再開後、説明、監査報告、質疑を行うことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(今井友吉議員) 御異議なしと認めます。 よって、そのように進行いたします。 この際、決算議案審査のため9人の委員をもって構成する
決算特別委員会を設置いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(今井友吉議員) 御異議なしと認めます。 よって、9人をもって構成する
決算特別委員会を設置することに決しました。 ただいま設置されました
決算特別委員会の委員の選任について、お諮りいたします。委員の選任は、議長に御一任願いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(今井友吉議員) 御異議なしと認めます。 よって、委員の選任は議長に一任と決しました。 この際暫時休憩いたします。 午前9時35分
休憩-------------------------------- 午前9時36分 再開
○議長(今井友吉議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議長から、委員の指名をいたします。
決算特別委員会委員に、杉村修一議員、川崎展司議員、
笠原征三郎議員、毛利栄子議員、中島信一議員、
上野安規光議員、
佐々木澄子議員、渡辺太郎議員、野澤徹司議員、以上9人の議員を指名いたします。 これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(今井友吉議員) 御異議なしと認めます。 よって、ただいま指名いたしました議員を
決算特別委員会委員に選任することに決しました。 この際、正副委員長の互選を願うため暫時休憩いたします。 午前9時37分
休憩-------------------------------- (決算特別委員会)
-------------------------------- 午前10時10分 再開
○議長(今井友吉議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 休憩中に
決算特別委員会を開催し、正副委員長の互選を行いました結果、委員長に中島信一議員、副委員長に野澤徹司議員が選出されましたので、御報告いたします。 この際、正副委員長にごあいさつをお願いいたします。正副委員長は御一緒に登壇をお願いいたします。
決算特別委員会委員長 中島信一議員、副委員長 野澤徹司議員。 〔
決算特別委員長 中島信一議員・副委員長 野澤徹司議員 登壇〕
◆
決算特別委員長(中島信一議員) 13番 中島信一でございます。 本会議の休憩中における
決算特別委員会におきまして委員長に選出されました中島信一でございます。精いっぱい職務を全うしてまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。(拍手)
◆決算特別副委員長(野澤徹司議員) 19番 野澤徹司であります。 同じく
決算特別委員会で副委員長に選任をされました。
委員長ともども十二分な審査を尽くして、市民の皆さんの負託にこたえられるように努力をいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
○議長(今井友吉議員) これより決算議案について提出者の説明を受けることにいたします。 まず、市長から総括説明を求めます。 市長。 〔市長 林 新一郎君 登壇〕
◎市長(林新一郎君) 平成13年度岡谷市一般会計、特別会計等の決算を提出し、議会の認定をいただきたく、お願いを申し上げます。 これらの各決算につきましては、法令の定める諸手続に従って調製し、監査委員の審査を経てその意見を付し、提出いたしたものであります。 さて、我が国の経済は平成11年春から緩やかな景気回復過程をたどったものの、その足取りは弱く、平成13年に入ってから回復の動きは弱まり、景気回復局面は短期間にとどまりました。このため、政府は構造改革への取り組みを抜本的に強化し、改革なくして成長なしとの基本的考え方のもと、平成13年6月に今後の経済財政運営及び経済社会の構造改革に関する基本方針を決定した後、改革行程表により構造改革の道筋を提示し、さらに、構造改革を加速するため
改革先行プログラムを決定し、これを受け補正予算を編成するなど、経済、財政、行政、社会など、各般にわたる構造改革を推進しているところであります。 その一方、米国における同時多発テロの発生を契機に、世界同時不況のリスクが高まっており、我が国においても景気の回復が見られないことから、平成13年度の我が国の経済は年度を通じて厳しい状況が続き、国内総生産の実質成長率はマイナスとなってしまいました。また、国の平成13年度当初予算編成は21世紀初めの予算であり、新世紀を迎え、少子高齢化、社会経済のグローバル化などが進展する中で、我が国経済が豊かさと活力を失うことなく、安定的で持続可能な成長を遂げるためには、省庁ごとの縦割りを優先する予算配分がもたらす財政の硬直化を打破することが重要とし、このため、中央官庁の再編により政策の融合化を図り、統合後の新しい府省の実質的な一本化を進める絶好の機会とされ、これまで景気回復のため財政出動を続けてきた結果、一段と厳しさを増した国財政を立て直すために、景気回復に配慮しつつ、財政の効率化、実質的改善に万全を期すとの観点に立って予算編成がなされました。 一方、地方財政計画においては、経費全般について徹底した節減、合理化に努めたが、地方税収入や地方交付税の原資となる国税収入の伸び悩み、公債費の累増などにより財政不足額が生じることになり、昨年は基本的に財源不足額を
交付税特別会計借入金により措置し、国と地方が折半して負担する措置を講じてきましたが、平成13年度の地方財政対策においてはこれを見直し、国と地方の責任分担のさらなる明確化、透明化等を図るため、地方負担について臨時財政対策債、いわゆる赤字地方債の発行により補てんするという、極めて厳しい状況で策定されました。 このような状況の中で、本市といたしましては、第3次岡谷市総合計画の前期基本計画の中間点に当たり、引き続き将来都市像、人と自然が共生する
健康文化産業都市を目指すために、平成13年度から平成15年度までの3年間を活力の創出という政策目標を提示し、その実現に向けた対策を人口増対策として予算編成を行い、財源を重点的に配分するとともに、市民総参加のまちづくりを進めるため、積極的な行政と効率的な予算執行を行いました。この結果、おかげさまをもちまして平成13年度の一般会計は実質収支で6億 3,713万87円の黒字をもって終了することができました。これも議員各位を初め、市民の皆さんの御協力によるものと、深く感謝を申し上げるところであります。 また、特別会計につきましては、
地域開発事業特別会計において収支不足を生じる結果となりましたが、公共事業遂行のために代替地を取得保有しておりまして、事業推進にあわせて代替地を処分する等により赤字解消を図るよう配慮してまいりたいと考えております。 なお、平成13年度の施策、事業につきましては行政報告書に詳細に申し上げてありますので、数字等は省略させていただき、各部門別に概要を申し上げます。 まず、企画関係では、第3次岡谷市
総合計画前期基本計画に基づき各種施策を総合調整したほか、平成13年度から3年間の政策目標を、活力の創出として、その目標達成のための対策を人口増対策と位置づけ、初年度の対策として、保健福祉関係では土曜1日保育の充実、保育料第3子以降の無料化及び不妊治療の助成の3事業、経済建設関係では、
合同就職ガイダンス事業補助、出ノ
洞等宅地造成事業等の14事業、総務関係では、
大学進学資金融資あっせん制度の創設等の3事業、教育関係では、私立幼稚園第3子以降園児に対する就園補助金の増額等の2事業、合わせて22事業に取り組みました。 また、第3次岡谷市行政改革大綱を作成し、基本方針を市民起点の行政改革を実行し、地方分権の要請にこたえることとし、よりよいサービスをより安く提供するため、全課共通の課題として市民サービスの充実、
行政評価システムの構築による改革・改善志向の醸成を基本目標といたしました。 広域合併につきましては、生活圏等社会経済的にも諏訪地方は一体となって発展をしてきました。今後さらに高度化する市民ニーズに的確に対応し、むだを省き、効率的な行財政運営を行うためには市町村合併以外に打開できないと考え、5市町村に呼びかけ、広域連合内に
諏訪地域合併調査研究委員会を設置するとともに、庁内においても
市町村合併庁内研究委員会を設置し、合併のスケジュール、合併のメリット、デメリット等の調査検討を行い、任意合併協議会の設立を目指してまいりました。 地域振興関係では、市制65周年を記念し、大相撲岡谷場所を市内各団体による実行委員会で招致を行い、市においても全面的に支援を行いました。 防災対策につきましては、長野県総合防災訓練が湖畔広場を主会場に県内外から関係者約3万人が参加し、60種目を超す訓練を関係機関と地域住民の連携により実施をし、広く防災意識の高揚を図りました。 また、平成12年度の雪害を教訓として、市民、事業者、行政等の役割と活動体制をより明確に示すことを目標に、除雪マニュアルを作成いたしました。 6月19日の梅雨前線による大雨は、降り始めから午後6時までの総雨量が65ミリを記録し、河川や側溝からの溢水により床下浸水1件と道路の冠水17件等の被害が発生をいたしました。市は緊急に対応が必要な市道及び側溝等改修を実施いたしました。 情報化の推進につきましては、住民と行政の間に豊かな情報の流れをつくり地域の活性化を図るため、市民による
情報化推進懇話会を設置し、岡谷市情報化計画を策定いたしました。 広報公聴活動といたしましては、市民との対話を大切に、市民総参加の市政を推進するため、活力の創出、人口増対策、広域市町村合併、大学誘致、大型店閉店対策を主題に市政懇談会を行うとともに、各種団体と懇談会を実施したほか、市の将来の健全な発展と市民福祉の向上を目的に、市政全般について市民の考え方を聞き、今後の市政運営の参考とするため、
市民アンケート調査を実施いたしました。 総務関係では、文書管理の適正化、執務の効率化及び経費節減を図るため、例規集のデータベース化を行い、
電子例規システムを導入いたしました。住居表示整備につきましては、18年余の懸案でありました長地地区の住居表示整備が10月9日に市民の皆様の御協力により実施することができました。職員の昇給停止につきましては、国家公務員の一般職の給与に関する法律等の一部を改正する法律に準じ、一般職の職員について平成14年度から満55歳に達した年度の末日をもって定期昇給を停止することといたしました。 税関係では、自主納税意識の高揚と税の収納率向上を図るため、口座振りかえの勧奨や納税相談を積極的に行うとともに、
市税滞納整理強化月間を定め、滞納整理の強化に努めました。 環境保全につきましては、市民の健康と快適な生活環境を確保するため、岡谷市環境基本計画の普及に力を入れ、隔月の重点目標や、日常生活、事業活動における具体的な取り組み、広報紙と新聞に掲載する等、啓発に努めました。ごみの収集につきましては、分別の細分化が進行している中、ごみ出しルールは市民に相当定着してきております。しかしながら、ごみ量は増加傾向にありますので、住民運動による資源物の分別回収と廃棄物処理計画に基づく分別回収を実施し、資源化に対する市民意識の高揚に努めました。 霊園事業につきましては、高まる墓地需要に対応するため、内山霊園に 302区画の聖地造成を実施し、聖地使用者を募集し、提供をいたしました。 福祉面では、障害者、高齢者、児童等の福祉増進対策、援護対策等の各種施策に積極的に取り組みました。地域福祉につきましては、岡谷市社会福祉協議会と連携して、地域における社会福祉の拠点として地域サポートセンター設置促進事業に取り組みました。障害者福祉対策として、障害者が地域の中で社会参加と自立ができるよう、補装具や日常生活用具の給付、手話通訳者、ガイドへルパー等の派遣を行いました。介護保険事業につきましては、制度の定着と安定運営に努めるとともに、介護保険料の軽減特別対策が終了し、本来の保険料となることに伴い、市報等を通じ制度に対する周知に努めました。また、介護保険利用者負担金軽減措置事業にかかわる利用料軽減対象者を拡大し、利用者の負担軽減に努めました。高齢者福祉につきましては、必要な人に必要な福祉サービスが提供できるよう、福祉施策の見直しを行い、高齢者保健福祉計画、介護保険事業計画に基づく各種施策を推進し、高齢者福祉の向上に努めました。 また、家庭介護者の支援策として、徘回高齢者家族支援サービス事業や、介護用品支給事業、従来の緊急通報システムの第一通報先を消防署とする体制整備を実施するとともに、生きがいデイサービス事業も新たに3地区を立ち上げ、生きがい対策事業の推進を図り、在宅生活支援の充実を図りました。介護支援センターにつきましては、在宅の要援護高齢者及びその家族等に対し相談に応じ、介護保険を初め各種の保健、在宅福祉サービスが総合的に受けられるよう支援を行いました。訪問看護事業につきましては、24時間連絡体制により、疾病、傷病等、在宅で寝たきりの状態にあるか、これに準ずる老人、継続して治療が必要とされる方を訪問し、必要な看護を行い、家庭や周辺からの支援によって、住みなれた地域や家庭で療養を行えるよう支援をいたしました。 児童福祉関係では、特別保育事業として、長時間保育事業を9保育園において実施をいたしました。 保健事業では、乳幼児から高齢者まで市民1人1人が健康で安心した生活を送られるよう、福祉、医療との連携を図りながら、総合的な健康管理対策を推進いたしました。 国民健康保険事業では、従来の高額医療費貸与金制度に加えて、平成13年度から出産資金貸与金制度による出産予定の世帯に対する出産資金の貸与を実施いたしました。 病院会計支出金のうち、岡谷病院への繰出金につきましては、経営健全化計画策定に基づく支援分といたしまして、引き続き1億 8,000万円の繰り出しを行いました。 商業振興につきましては、製造業の不振から個人消費が伸び悩み、駅前市街地再開発ビルララオカヤ内の核店舗でありますイトーヨーカドーが平成13年7月に撤退し、また中央町再開発ビル内の核店舗であるおかや東急百貨店が平成14年4月末で撤退するなど、一層厳しい商業展開となりました。こうした厳しい状況下、商業振興のため各商業会等が実施する販売活動を支援し、岡谷市商業振興ビジョンの推進を図るとともに、非店舗活性化補助金を初め、街路灯電気料の助成や商店街の環境整備事業への支援を行いました。 また、市民の買い物や通院あるいは公共施設の利用促進等の交通手段として、今井上の原線及び湊線にシルキーバスを本格稼働させ、川岸線及び長地線の試行運行を実施し、一定の成果を得ることができました。 観光面では、塩嶺王城パークマラソン大会やうなぎのまち岡谷の会への支援など、商工会議所や観光協会と連携して各種観光宣伝事業を実施いたしました。 工業振興につきましては、市内中小企業を取り巻く経済環境は厳しく、受注が激減する企業もあり、企業間、業種間格差がさらに拡大し、大手企業の海外シフトの影響による低コスト、短納期などへの対応は一層強く求められており、先行き不透明の中、大変厳しい環境の中で推移いたしました。 こうした市内中小企業を取り巻く厳しい経営環境に対応させるため、8月に県下に先駆けて岡谷市緊急経済対策室を中小企業経営技術相談所に設置し、市制度資金の融資枠の拡大を図り、利子補給、金利引き下げなどの充実による中小企業金融対策事業、新規成長産業分野からの受注を目指す受注開拓キャラバン隊の実施などの受注対策強化事業、市内企業の個々の課題解決にきめ細かく対応するため、相談指導事業の積極的な推進に努めました。 また、情報の提供、発信、人材の育成、産業の支援機能を有するネットワーク拠点、情報交流拠点として整備を図ってまいりましたテクノプラザおかやが3月に竣工いたしました。この施設を中心に各種施策を展開するため、テクノプラザおかや運営検討委員会を設置し、21世紀にふさわしい企業体質への転換、高度情報化、人材育成に資する運営や事業について検討を深めました。 雇用促進対策では、若年労働力確保のため、下諏訪町との合同による都内での就職面接会や、諏訪湖周辺地域就職面接会等を実施する一方、次世代の技術者と産業の担い手の充足に努めるために、地元産業事情見学会を開催し、市内企業への就職の促進を図りました。 また、中高年齢者及び障害者の雇用の安定を図るため、中高年齢者等雇用奨励金の交付や職業相談を実施いたしました。 農業振興では、輸入農産物の増加や地域間競争で価格の低迷が続いている状況にあって、水稲、野菜、花卉、果樹、畜産等の技術指導会や農業祭、農業シンポジウム等、各種の農業振興事業を実施し、高品質で付加価値の高い消費者ニーズに合った農産物の育成を目指す地域の特性を生かした都市型農業の振興に努めました。 林業振興では、市有林の保育事業を継続実施したほか、岡谷市森林整備計画に基づき森林整備事業を実施いたしました。 また、林道改良事業、森林造成事業及び緊急干ばつ事業等を実施し、林業基盤整備の確立を図りました。 都市計画につきましては、都市計画法に基づき5年に一度の都市計画基礎調査を実施いたしました。 街路事業では、丸山橋周辺の渋滞緩和、中心市街地駅周辺の活性化に向け、交通体系の改善を図るため、東中央通り拡幅の用地買収及び家屋移転補償を行いました。県事業として岡谷茅野線の用地買収と道路築造工事を実施したほか、岡谷川岸線の用地買収、家屋移転等が進められました。市内道路の路面状況や施設の状況などを把握し、だれもが安全で使いやすい道路空間の創出に資するため、市道等現況調査を職員研修を兼ねて13路線で実施をいたしました。 市営住宅につきましては、小萩団地外壁等防水工事を行うとともに、老朽化した小規模団地の用途廃止を行いました。 土木関係といたしましては、道路整備5カ年計画の中間年であり、地域活性化のための道づくり、安全でよりよい生活環境の確保、国道20号バイパスに関連した道づくりを柱に生活道路の整備を行ったほか、河川改修及び道水路の維持補修を行い、快適な生活環境の整備を進めてまいりました。 また、冬季道路管理では、融雪剤散布機1台を更新するとともに、モーターグレーダー1台、ロータリー除雪車2台を借り上げ、除雪等の強化を図りました。 岡谷湖畔公園整備事業では、ヘルシーパル南側の基盤整備及びグラウンド周辺等の施設整備を行いました。 岡谷駅南土地区画整理事業につきましては、丸山橋かけかえ工事に向けて建物移転補償、詳細設計、測量業務等を行いました。 湖畔若宮土地区画整理事業につきましては、懸案であった地元要望に回答し、関係権利者の事業に対する理解と合意形成に努めました。 バイパス対策事業につきましては、国道20号バイパス、国道 142号バイパスの促進に向けて地元及び関係機関への働きかけを行う中で、国道20号バイパス事業は横川区において平成13年9月より本格的な道路築造工事を開始するとともに、今井区においても用地単価の合意が得られ、用地買収が進められております。 また、国道 142号バイパスにつきましては、平成13年、平成14年度で、湖北トンネルの防災、照明、安全施設等の設備工事を実施しております。 国道20号バイパスのアクセス道路として、またバイパス建設の工事用道路として使用する都市計画道路今井線及び東町線整備事業では、道路築造工事を実施しております。 消防面では、長野県総合防災訓練に参加し、広く防災意識の普及、高揚を図り、防災体制に万全を期しました。 平成13年4月に発生した山林火災では、被害を最小限に食いとめるため、長野県消防防災ヘリコプターの応援を受け、消火活動に全力を挙げて対処いたしました。 また、消防団員の資質向上のため教育訓練を行い、消防団、防火協会、自主防災組織、防災関係機関等と連携をとり、自分たちのまちは自分たちで守るという自主自衛の意識の高揚を図りました。 学校教育関係では、自己教育力の育成、基礎・基本の徹底、個性と創造性の伸長、文化や伝統を尊重し、国際理解を深める教育の推進に努めました。 児童生徒の心身の悩み、いじめ、不登校など、問題に対応するため、専門的な知識、経験を有するカウンセラーの協力を得て教育相談体制、カウンセリング機能の充実を図りました。 また、悩みやストレスを抱える中学生のために心にゆとりを持てるよう、心の教育相談員配置等、活用調査研究委託事業を県の委託を受け4中学校に心の教室相談員を配置いたしました。 さらに、児童生徒の読書意欲を高め、豊かな読書センターとしての充実を図るため、小中学校図書館に学校図書指導員を全校配置し、学校図書館の活性化を図りました。 施設整備で主なものは、小中学校照明設備改修工事及び南部中学校プール改修工事、東部中学校北校舎改修工事などを実施するとともに、児童生徒の安全確保のため小中学校に学校非常通信設備の設置及び教室出入口増設等を行いました。 また、全中学校パソコン室に生徒1人1台のパソコンを設置し、校内LANを構築し、情報教育設備の充実を図りました。 平和体験研修として、平和や人権について改めて考え体験する機会として、今年度4中学校の3年生の代表16人を広島市へ8月4日から6日まで派遣をいたしました。 生涯学習関係では、第2次岡谷市生涯学習推進計画を基調に、各分野における生涯学習の推進を図るため、市民とあゆむまちづくり講座及び学びのおかやサポート事業の充実、拡大を図りました。 青少年の健全育成につきましては、家庭における的確な子育てを行うため、全市的に地域子育てミニ集会の推進を図るとともに、子どもセンターを設置し、親子の活動のための情報紙を発行いたしました。 女性対策につきましては、あらゆる分野に男女がともに参加できるまちづくりを目指し、第2次岡谷市女性プランの推進を図るとともに、おかや市民の集い、さわやか家庭フォーラム等を開催し、市民意識の高揚と啓発活動を行いました。 公民館で4館が協調して市民の各ライフステージに応じた講座、学級等を開催し、生涯学習活動を推進しました。 IT講習会につきましては、各公民館にパソコン機器の整備を行い、インターネット、Eメールを中心に講座を開催し、各世代にわたる多くの市民の方々に好評を得ました。 蚕糸博物館では、博物館紀要第6号を刊行しました。また、昨年に引き続き、中国蘇州、絲綢博物館との学術交流で新たに3点の中国復元古代絹織物を収蔵いたしました。 図書館では、「豊かな心を育み、自ら学ぶ力を養う図書館サービスの実現に向けて」を大会テーマに、第51回長野県図書館大会並びに第21回北信越地区学校図書館研究大会が当市において実施されました。 スポーツ振興関係では、市民が日常生活の中で生涯にわたり積極的にスポーツに参加することにより、健康の保持増進、体力の向上、技術力の向上を図り、心身の健全な発達と、明るく豊かで生きがいのある生活を営むことができるよう、岡谷市体育協会と連携を図りながら、各種スポーツ大会、スポーツ教室を開催いたしました。 また、バレーボールのまちづくり事業につきましては、バレーボール教室を初め、岡谷カップ・フレンドシップバレーボール大会の開催、元全日本女子バレーボールチームメンバーによる指導者講習会、少年バレーボール教室の開催等、競技力向上を目指し各種事業に取り組みました。 体育施設の整備といたしましては、岡谷市民屋内水泳プール外壁改修工事、市営岡谷球場スタンド防水工事等を実施いたしました。 以上、各部門別に申し上げましたが、市民ニーズの変化や新たな政策課題に対応するため、予算の重点的、効率的な配分を行い、健全財政の保持に努めてまいりました。前段申し上げましたが、一般会計におきましては黒字決算で終了できましたものの、地方公共団体を取り巻く社会経済情勢、財政環境は極めて厳しい状況にあります。こうした状況下、経済財政諮問会議等において、国庫補助金の削減、地方交付税改革、税源移譲の三位一体の改革の検討に着手されておるわけでありまして、今後ともこうした国の動向には細心の注意を払っていく必要があろうかと考えております。 私からの説明は以上をもって終わりますが、これら決算につきましてはよろしく御審議を賜り、認定いただきますようにお願いを申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(今井友吉議員) この際暫時休憩いたします。 午前10時47分
休憩-------------------------------- 午前10時55分 再開
○議長(今井友吉議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、収入役から決算全部についての説明を求めます。 収入役。 〔収入役 倉坪宏夫君 登壇〕
◎収入役(倉坪宏夫君) 平成13年度の岡谷市一般会計、特別会計歳入歳出決算につきまして、御説明を申し上げます。 お手元には、平成13年度岡谷市一般会計、特別会計歳入歳出決算書が1冊、平成13年度行政報告書が1冊、それから平成13年度決算資料一部の、計3点が用意されていることと思います。 それでは、最初に歳入歳出決算書をもとに御説明を申し上げてまいります。 御認定をいただきたい決算につきましては、議案第70号 平成13年度岡谷市一般会計歳入歳出決算から、議案第81号 平成13年度岡谷市湊財産区一般会計歳入歳出決算までの、12会計でございます。 内容に入ります前に、一般会計、特別会計につきまして共通します事項を申し上げ、御理解をいただきたいと思います。 まず、各会計の最初の部分についております決算書は、地方自治法第96条の規定によりまして議会の御認定をいただきたいものでございます。決算附属書類のうち、歳入歳出決算事項別明細書につきましては、予算で御議決をいただきました款項の内容を市長が予算執行しますのに目節を細分をして、適切な執行ができますように、財務規則等によりそろえましたもので、市長の執行権に属します内容で調製いたしたものであります。決算の内容説明につきましては決算書だけではわかりにくいと思われますので、事項別明細書によりさせていただきます。 次に、予算執行でございますが、執行に当たりましては、予算に計上されました趣旨に従い、議会の御審議も踏まえまして、市長の予算執行方針に基づき、また法令にのっとり、行政の継続性と財政運営の基本を守りまして、収入の確保と支出の効率的な執行に努めてまいりました結果、確定しました数値が決算となっております。 支出の不用額につきましては、支出限度額と執行額との差額でありますが、差額が出ましたことで予定外の執行が安易にされることがないよう配意してまいりました。 また、市長の執行権に属します目以下の執行科目の流用につきましては、必要に応じまして最小の範囲内で実態に即して行ってまいりました。御説明に当たりましては、決算数値が円単位でございますが、けた数が多くなりますので、内容によりまして 1,000円以下を省略させていただきます。また、前年度との比較につきましても、万単位また 100万単位で申し上げますので、御了承をいただきたいと思います。 なお、内容の御説明につきましては、主なものとさせていただきます。 以上が一般会計、特別会計の共通事項でございます。 それでは、議案第70号 平成13年度岡谷市一般会計歳入歳出決算について、御説明申し上げます。 2ページから12ページまでは決算書でございます。 最初に、 176ページをお開きいただきたいと思います。 実質収支に関する調書となっておりますが、平成13年度の歳入総額は 241億 5,893万 5,352円、歳出総額234 億 3,153万 1,265円となりまして、歳入歳出差引額は7億 2,740万 4,087円となります。この額から、1ページ前の 175ページ、一番下の右側から3行目に翌年度繰越額の欄がございますが、そこに繰越明許費2億9,965 万 4,000円を計上してありますが、平成14年度に繰り越しをいたしますことに伴い、 9,027万 4,000円の財源が必要になりますので、 176ページに戻っていただきまして、調書をごらんいただきますと、その数字が繰越額の必要額に入っておりますが、これを差し引きました6億 3,713万87円が平成14年度に繰り越されます実質的な繰越金となるものでございます。平成12年度におきます実質収支額は7億 7,684万71円でありましたので、平成13年度の単年度収支は1億 3,971万円ほどの赤字となっております。 それでは、お戻りいただきまして、14、15ページをお開きいただきたいと思います。 歳入歳出決算一覧表がございます。まず、歳入でございますが、この表が先ほどの歳入総額の款別内訳でありまして、一番下に歳入合計欄がありますので、ごらんいただきたいと思います。 予算現額 250億 8,984万円で、これに対します収入済額は 241億 5,893万 5,352円となり、予算現額と比較しますとマイナス9億 3,090万 4,648円となっております。各歳入科目の予算現額に対します増減、また決算額の構成比などはこの表をごらんいただきたいと思います。 収入済額を前年度と比較しますと5億 9,726万円、 2.5%の増となっております。行政報告書の5ページに款別の前年度との比較がありますが、増減の大きなものを申し上げますと、初めに、増となりました主なものは、17款繰入金の5億 4,859万円、18款繰越金の2億 5,988万円、19款諸収入の8億 2,413万円、一方、減となりましたものは、9款地方交付税の7億 3,426万円、13款国庫支出金の1億 9,342万円などが主なものでございます。詳細につきましては後ほど御説明を申し上げます。 次に、決算書に戻っていただきまして、16、17ページをごらんいただきたいと思います。 歳出でありますが、この表が先ほどの歳出総額の款別内訳となるもので、一番下に歳出合計の欄がございますので、ごらんください。 予算現額は 250億 8,984万円で、これに対します支出済額は 234億 3,153万 1,265円となっております。翌年度繰越額が2億 9,965万 4,000円となっておりますが、これは平成13年度に予定いたしました事業のうち事業が完成しないために平成14年度に繰り越しをいたしたものがございます。その内容のうち主なものは、地域インターネット導入促進整備事業 5,665万円、健康福祉施設洗い場増設事業 4,546万 5,000円、東町線整備事業1億23万 9,000円、東中央通整備事業 5,830万円など、7つの事業であります。前年度と比較し6億 577万円ほど少なくなっております。各款別の決算額、不用額、構成比などはこの表でごらんいただきたいと思います。 支出済額を前年度と比較いたしますと8億 3,020万円、 3.7%の増となっております。行政報告書の6ページに款別の前年度との比較がありますが、増減の大きなものを申し上げますと、増額となりましたものは、2款総務費で1億 6,015万円、3款民生費で2億 7,244万円、7款商工費で18億 8,968万円、一方、減額となりましたものは、4款衛生費で12億 8,976万円、10款教育費で2億 4,623万円、11款公債費で1億 618万円などとなっております。この詳細につきましても後ほど申し上げてまいります。 以上が歳入歳出の総括でございます。 もう一度決算書にお戻りいただきまして、18ページからの事項別明細書をごらんいただきたいと思います。 最初に、歳入から申し上げます。 まず、1款市税でございますが、19ページの一番上の収入済額の欄をごらんください。79億 8,536万円で、歳入総額の33.0%を占めておりまして、収入の根幹をなすものであります。前年度と比較しますと 3,158万円の増となっておりますが、内容につきましては各税目のところで申し上げます。市税全体の収納率は、現年課税分につきましては 98.59%、滞納繰越分は 18.60%となり、総体で 95.53%になっておりまして、前年度と比較しますと 0.5%下がっておりますが、市民の皆様の御理解をいただき納税していただきました結果でございます。 次に、収入未済額の欄をごらんいただきたいと思います。3億 6,906万円となっておりますが、前年度より4,914 万円ほど増となっております。市税の主なものにつきまして申し上げますと、上から2行目に1項の市民税がございます。収入済額が36億 8,640万円となっておりますが、1目個人の1節現年課税分で26億 4,883万円の収入となっております。前年度より 5,541万円ほど増となっておりますが、これは前年中の給与所得者のベースアップ、一時金の上昇分が見込みを上回ったことによるものであります。 2目法人の1節現年課税分で、収入済額は10億 1,313万円となっておりますが、この額は前年度より1億94万円ほど減となっております。これは当初見込み以上にIT関連企業の生産調整に伴う収益の落ち込みが激しく、また精密機械機具、金属製品、一般機械機具関係の減収に伴うものであります。 次に、2項1目1節の固定資産税現年課税分でございますが、収入済額は32億 9,776万円で、前年度より8,309 万円ほど増となっております。増の主な要因は、家屋の新増築があったこと、当初見込み以上に企業の設備投資及び機械の更新があったことによる償却資産の伸びに伴うものであります。 以上の、1項市民税、2項固定資産税の2つの税で市税収入の88.1%を占めていることとなります。その他の税目につきましてはごらんいただきたいと思います。 なお、決算資料につきましては No.1から No.3を、行政報告書につきましては83ページから88ページに内容を記載してありますので、御参照願いたいと思います。 20、21ページをお開きいただき、3款利子割交付金をごらんいただきたいと思います。 収入済額が3億 9,575万円となっております。これは、利子所得等に課税された中から一定のルールで市町村に交付されるものですが、対予算比で大幅に増となりましたが、主な理由は、昨年に引き続き郵便貯金の高率のものが10年満期を迎えた年に当たったことによるものであり、見込みを超えて交付されたことによるものであります。 22、23ページをお開きいただき、一番下の9款地方交付税をごらんいただきたいと思います。収入済額は44億 8,236万円となりました。地方交付税は市税の次に大きな収入でございまして、収入総額の18.6%を占めております。普通交付税、特別交付税の内訳は、行政報告書の75ページの上段の表で示してありますので、ごらんいただきたいと思います。前年度より7億 3,426万円ほど減となっておりますが、減の主な要因は、普通交付税において基準財政需要額の減が3億 4,951万円に対し、基準財政収入額が3億 3,207万円と、大きく増となったことにより、交付基準額が減額となったこと、また特別交付税の減によるものでございます。 次に、24、25ページをお開きいただきたいと思います。 11款1項1目5節保育所費負担金がございます。収入済額は3億 3,736万円、収入未済額が 1,400万円となっております。収納率は 96.02%となるものであります。 なお、公私立保育園の措置児童数は月平均 1,327人となっております。 次に、28、29ページをお開きいただきたいと思います。 12款1項使用料でございますが、中ほどに5目の土木使用料がありまして、その4節に住宅使用料がございます。収入済額は1億 3,596万円、収入未済額は 3,027万円でありますが、市営住宅の家賃収入で、収納率は 81.79%となっております。 次に、34、35ページをお開きいただき、上段の国庫支出金をごらんいただきたいと思います。収入済額は12億 7,040万円でありますが、前年度と比べますと1億 9,342万円ほど減となっております。減の主な理由は、前年度にありましたダイオキシン対策にかかわる清掃費国庫補助金が事業の完了によりなくなったことによるものであります。 一方では、36、37ページの2項4目商工費国庫補助金が新設となっておりますが、テクノプラザおかや建設に伴う地域産業集積活性化対策費国庫補助金として3億 3,912万円交付されたことによるものであります。 少し飛びまして、48、49ページをお開きいただきたいと思います。 15款2項1目1節土地建物売払収入2億 439万円ほどの収入がございますが、これは教員住宅敷地また市営住宅敷地の売り払いに伴うものであります。 その下、中段になりますが、17款繰入金がございます。収入済額は5億 6,531万円で、前年度より5億4,859 万円と大幅増になっております。これは各種事業執行のための財源として、財政調整基金の2億円、テクノプラザおかや建設のための財源として工業技術振興基金から3億円などを取り崩したことによるものであります。 50、51ページでございます。 中段になりますが、18款繰越金がございます。収入済額は9億 6,035万円で、前年度より2億 5,988万円ほど増になっております。 また、その下に19款の諸収入がございます。収入済額は37億 521万円となっており、前年度より8億 2,413万円ほど増となっております。収入の主なものは、52、53ページ、上から4行目の経済対策での中小企業振興資金等預託金元利収入の27億 6,350万円と、その下の第三セクター株式会社やまびこスケートの森への貸付金元利収入5億円が主なものでございます。 次に、58、59ページをお開きいただきたいと思います。 20款市債でありますが、収入済額は18億 7,390万円で、前年度より1億 6,230万円減となっております。このうち1項1目4節地域インターネット導入促進基盤整備事業債 4,800万円につきましては、事業の平成14年度への繰り越しのため、また2目1節水道用水供給事業出資債 310万円につきましては、下諏訪ダム見直しにより執行がなかったものであります。 60、61ページになりますが、7目臨時財政対策債の2億 7,000万円につきましては、本年度新たに設けられましたもので、交付税の不足分が起債に振りかえられたものでございます。 なお、各起債の借入先、利率などにつきましては、行政報告書の73ページの表をごらんいただきたいと思います。 また、平成13年度末の起債残高につきましては、後ほど歳出のところで申し上げます。 以上で、歳入の内容説明は終わらせていただきますが、一番下の歳入合計の欄をごらんいただきたいと思います。予算現額の計 250億 8,984万円に対しまして、調定額は 245億 7,993万 4,955円、収入済額は 241億5,893 万 5,352円、不納欠損額は 439万 3,857円、収入未済額は4億 1,660万 5,746円となるものでございます。また、調定額は予算額に対して98.0%、収入済額は調定額の98.3%となっております。収入未済額は4億1,660 万円のうち3億 6,906万円が市税で、残額につきましては住宅使用料、保育所費負担金が主なものでございます。これら未収金につきましては収納のためにさらに努力をいたしているところですが、決算資料の No.4に平成14年7月末の収入状況をお示ししてありますので、御参照いただきたいと思います。 以上で歳入を終わらせていただきます。 次に、歳出を御説明申し上げます。 62、63ページをお開きいただきたいと思います。 下段に、2款の総務費がございます。支出済額は37億 4,574万円で、支出全体の16.0%を占め、款別で3番目に大きな構成比となっておりますが、その額は前年度より1億 6,015万円ほど増となっております。増の主な要因は、1項1目3節職員手当等において退職者の増により前年度より3億 1,386万円ほどふえ、その他の項目において減となったものがあることによるものであります。 64、65ページに移りまして、1項2目庁舎管理費におきまして、翌年度に 1,200万円繰り越しをしておりますが、庁舎1階をより使いやすくするためのレイアウト変更にかかわる費用であります。 また、68、69ページの7目企画費では、生涯学習・福祉等施設整備に伴う調査・設計等の費用を翌年度に繰り越しをいたしております。 24節投資及び出資金1億 1,095万円は、ふるさと市町村圏基金への出捐金であり、その2年目となっております。 その下の8目まちづくり情報費におきまして 5,665万円の繰り越しをしておりますが、地域インターネット導入促進整備にかかわるもので、ことし3月事業採択され、年度内執行ができなかったことによるものであります。 70、71ページに移りまして、14節使用料及び賃借料1億 980万円の支出の主なものは、情報推進関係であります。 21節貸付金5億円は、株式会社やまびこスケートの森への貸し付けであります。 72、73ページの12目財産管理費の中で、25節積立金3億 9,643万円がありますが、市営住宅整備基金に1億1,070 万円、育英基金に 2,527万 3,000円、生涯学習館・総合福祉センター複合施設建設基金に2億円、その他利子及び指定寄附金を積み立てたものであります。 少し飛びまして、76、77ページ、18目住居表示整備費 4,855万円でありますが、長地地区住居表示整備を委託等により実施した費用であります。 82、83ページをお開きいただきたいと思います。 一番上に3項1目13節委託料 9,129万円がありますが、主として戸籍電算化業務委託であり、平成11年度からの債務負担行為によるものであり、この最終年度となったものであります。 さらに飛びまして、88、89ページをお開きいただきたいと思います。 3款民生費、支出済額35億 9,856万円がございます。歳出全体の15.3%を占めておりまして、前年度より2億 7,244万円ほど増となっております。増の主な要因は、1項3目高齢者福祉費及び2項3目保育所費などで増額となったものであります。その他福祉関係の経費でありますが、事業の内容が多岐にわたっておりますので、主には行政報告書の 123ページから 159ページまでを御参照いただきたいと思います。 民生費の中で、初めに1項1目13節委託料 5,027万円の支出でありますが、主なものは福祉タクシー委託料の借上料として 4,653万円がございます。次に、その下の15節工事請負費でありますが、ロマネット洗い場増設事業費として工期が長期となるため翌年度に繰り越しをいたしたものでございます。 次に、90、91ページでございます。上から3行目の1項1目28節繰出金1億 5,812万円でありますが、国民健康保険事業特別会計への繰出金であります。 2目20節扶助費2億 6,382万円につきましては、知的障害者施設入所措置費、身体障害者施設入所措置費などが主なものであります。 次の、92、93ページ、一番上の3目20節扶助費1億 5,639万円につきましては、老人ホーム入所措置費が主なものであります。 その下の28節繰出金6億 719万円につきましては、介護保険事業特別会計に繰り出しをしたものであります。 少し飛びまして96、97ページでございます。 中ほどに、8目20節扶助費2億 3,754万円がありますが、重度心身障害者と乳幼児などへの医療費給付分であります。 次に、98、99ページでございます。 下段になりますが、2目20節扶助費の1億 6,557万円は、児童手当の支給によるものでございます。 また、その下の3目保育所費9億 9,491万円につきましては、市立16保育園の運営費であります。 102、 103ページに移りまして、3項2目20節扶助費1億 8,148万円につきましては、生活保護世帯への医療扶助、生活扶助などでございます。 同じページの一番下をごらんいただきたいと思います。 4款衛生費の支出済額17億 171万円となっておりますが、対前年比12億 8,976万円ほどの減となっております。減の主な要因は、前年ありました2項2目塵芥処理費においてダイオキシン類削減対策工事の費用11億5,000 万円ほどがなくなったことによるものであります。 110ページ、 111ページになります。 2目13節委託料におきまして1億 4,363万円を支出しておりますが、主なものは、ごみ収集運搬業務委託及び工場運転管理業務委託などであります。 次に、 112ページ、 113ページをお開きいただきたいと思います。 3目19節負担金補助及び交付金におきまして1億 5,715万円がありますが、し尿処理にかかわる湖北行政事務組合への負担金であります。 その下の3項病院費でありますが、支出済額は8億 2,329万円で、前年度より2億 1,530万円ほど減となっております。これは両病院への支出金で、病院経営に関するものは、岡谷病院が5億 400万円、塩嶺病院が3億 400万円などとなっております。 4項1目24節投資及び出資金につきましては、歳入でも御説明申し上げましたが、下諏訪ダム見直しにより執行がなかったものであります。 その下の5款労働費でありますが、次の 114ページ、 115ページに移りまして、1項1目21節貸付金1億4,500 万円は、労金への預託金であります。 4目17節公有財産購入費 3,127万円でありますが、これは勤労青少年ホーム駐車場の土地購入費として、土地開発公社より持ちかえたものであります。 少し飛んでいただきまして、 122、 123ページをお開きいただきたいと思います。 7款商工費、支出済額は41億 8,586万円がございます。対前年比18億 8,968万円の大幅増となっております。この主な要因は、1項4目中小企業金融費において対前年比9億 8,474万円ほど増となっております。その内訳は、21節貸付金において不況緊急経済対策として増額を図ったものであります。 9目テクノプラザおかや整備事業費は、前年度から全額繰り越しにより8億 9,135万円を執行したもので、これが全額増となっており、これらが大幅増の理由であります。 また、2目19節負担金補助及び交付金1億 3,051万円につきましては、シルキーバス運行事業、商業活性化事業補助金、岡谷市商工業振興補助金などであります。 124、 125ページ、4目19節負担金補助及び交付金1億 4,658万円は、県・市制度資金保証料補給金及び市制度資金利子補給金などであります。 また、 126、 127ページに移りまして、8目15節工事請負費 1,892万円は、観光物産館除却に伴うものであります。 その下の9目テクノプラザおかや整備事業費8億 9,135万円は、主としてテクノプラザおかや建設に伴う工事請負費、敷地確保に伴う公有財産購入費及び備品購入にかかわる経費等であります。不用額につきましては、入札差金などであります。 次に、 128、 129ページになります。 8款土木費、支出済額は43億 8,420万円がございます。歳出全体の18.7%を占め、款別で最も大きな支出となっております。その支出の主なものを申し上げますと、まず 130、 131ページをお開きいただきたいと思いますが、2項2目15節工事請負費において1億 2,467万円の支出がございますが、市内道水路工事 168カ所の工事費であります。 132、 133ページに移りまして、3目道路新設改良費で10億 8,840万円支出をいたしてありますが、これは道水路工事94カ所及び都市計画道路東町線築造工事、市道22号線拡幅工事と、これらに伴う用地購入費、さらには建物移転等の補償費でございます。また、不用額の多い理由につきましては、用地補償交渉が合意に至らなかったことなどによるものであります。翌年度への繰越額1億23万 9,000円につきましては、都市計画道路東町線整備事業において用地買収のおくれから一部年度内執行が困難となったためであります。 次に、 136ページ、 137ページに移ります。 2目街路事業費でありますが、主として東中央通り及び丸山橋関係交差点改良に伴う用地購入費、支障物移転等補償料と、同交差点改良の工事請負費などであります。翌年度への繰越額 5,830万円につきましては、用地交渉に時間を要したことから年度内執行が困難となったものであります。 17節公有財産購入費と22節補償補てん及び賠償金におきまして、それぞれ 2,000万円を超える残が生じておりますが、効率的な施行により執行されたことに伴うものであります。 続いて、3目区画整理事業費でありますが、主として岡谷駅南土地区画整理事業の道路築造工事及び用地補償料などであります。 138、 139ページに移りまして、13節委託料の残につきましては、湖畔若宮土地区画整理事業におきまして事業計画書作成委託業務がなされなかったこと、また15節工事請負費と22節補償補てん及び賠償金において大きな残が生じておりますが、建物移転の不調による整地工事費の残、契約差金、換地協議不成立による補償料等の残であります。 その下の4目下水道費9億 9,178万 5,000円につきましては、
下水道事業会計への繰出金でございます。 5目公園費になりますが、 140、 141ページでございます。15節工事請負費において1億 5,542万円程度支出をいたしておりますが、やまびこ公園「風のとりで」解体、南口改修工事及び岡谷湖畔公園整備工事に要したものであります。 また、17節公有財産購入費 8,008万円につきましては、岡谷湖畔公園駐車場敷地を土地開発公社から持ちかえたものであります。 144、 145ページをお願いいたします。 5項2目13節委託料 802万円の支出の中で、人口増に向けての住宅対策基本計画を策定しております。 次に、 146、 147ページをお開き願います。 9款消防費の中の1項1目19節負担金補助及び交付金でありますが、主なものは、諏訪広域連合への負担金であります。 また、下段になりますが、3目15節工事請負費 3,330万円は、主として消火栓移転工事、防火水槽建設工事にかかわりました費用であります。18節備品購入費 3,098万円につきましては、消防団ポンプ車2台を購入したものであります。 148、 149ページをお開きいただきまして、10款教育費がございます。支出済額は20億 2,588万円で、歳出全体の 8.6%を占めております。前年度より2億 4,623万円ほど減となっております。 152、 153ページをお開きいただき、2項1目15節工事請負費がありますが、1億 9,183万円支出しております。この主なものは、小学校の照明設備改修工事及び非常通報設備設置工事にかかわった経費であります。 154、 155ページの3項1目15節の工事請負費になりますが、1億 5,265万円の支出となっております。この主なものは、南部中学校プール改修工事、各中学校照明設備改修工事、非常通報設備設置工事にかかわりました経費であります。 大きく飛びまして、 168、 169ページをお開きいただきたいと思います。 5項2目体育施設費のうち13節委託料 7,888万円でありますが、主なものは国際スケート場管理業務委託料7,747 万円であります。また、その下の15節工事請負費 3,743万円につきましては、市営庭球場整備工事、やまびこ国際スケートセンター選手控室増築工事、市営岡谷球場防水工事などが主なものであります。 174、 175ページに飛びまして、6目水泳プール費のうち15節工事請負費 3,285万円の支出でありますが、屋内水泳プール外壁等改修工事及び屋外水泳プール内全面塗装工事にかかわる費用であります。 次に、その下の11款公債費でありますが、支出済額25億 222万円となっております。歳出全体の10.7%を占めております。市債の元金の償還、利子の支払い及び一時借入金の利子の支払いでございます。1目の元金は支出済額17億 1,490万円となっており、前年度より 3,581万円ほど減となっております。平成13年度末の市債残高につきましては、当年度新たな借入額が歳入のところで申し上げましたとおり18億 7,390万円あり、合わせまして 241億 5,268万円ほどとなっております。借入先、目的別の現在高につきましては、行政報告書74ページをごらんいただきたいと思います。 その下の利子をごらんください。支出済額は7億 8,733万円で、前年度より 7,037万円ほど少なくなっております。不用額につきましては予算編成時の借入額、借入時期、利子の見込み額と実際の借入状況が相違をしたこと、一時借入金につきましては、借入額、借入件が少なくて済んだことなどによるものであります。 中ほどの12款諸支出金をごらんください。支出済額は1億円でございますが、株式会社やまびこスケートの森から建物等を買い取りをしたことに伴う当年度分の支払い額でございます。 なお、残額につきましては、平成18年度まで各年度1億円ずつ支払いをいたしてまいる予定となっているものでございます。 13款予備費でございますが、予算額が 2,000万円のところ、8件 1,296万 6,000円を充当いたしております。これにつきましては決算資料の No.5に一覧表がございますので、参考にしていただきたいと思います。 それでは、一番下の歳出合計のところをごらんいただきたいと思います。 予算現額は 250億 8,984万円で、支出済額は 234億 3,153万 1,265円でございます。平成14年度に繰り越しをいたします額が2億 9,965万 4,000円でありますので、不用額は13億 5,865万 4,735円となるものでございます。執行率は93.4%で、不用額は予算現額の 5.4%となっております。 以上で歳出の説明を終わらせていただきます。
○議長(今井友吉議員) 説明の途中でありますが、ここで暫時休憩いたします。 午前11時45分
休憩-------------------------------- 午後1時10分 再開
○議長(今井友吉議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 休憩前に引き続き説明を求めます。 収入役。 〔収入役 倉坪宏夫君 登壇〕
◎収入役(倉坪宏夫君) それでは、引き続きよろしくお願いいたします。 議案第71号 平成13年度岡谷市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算につきましては、 236ページから始まるわけでございますけれども、本事業の年度末の加入世帯は 9,480世帯、被保険者数は1万 7,643人でございます。前年度と比較しますと、世帯数では 509世帯、被保険者数では 943人それぞれふえております。また、加入率につきましては、人口で見ますと 31.59%となっております。この会計では、被保険者への保険の給付を行うとともに、健康の保持増進のために事業を行ってまいりました。 それでは、 244、 245ページをお開きいただきたいと思います。 一番上に国民健康保険税がございます。収入済額は13億 991万円でございますが、歳入総額の35.7%を占めておりまして、前年度より 8,685万円ほどふえております。医療給付分の賦課割合は、応能割69.8%、応益割30.2%となっております。収納率は 81.90%となっておりまして、収入未済額は2億 8,580万円で、前年度より 3,858万円ほど増となっております。 なお、決算資料の No.8、 No.9に国民健康保険税の資料がありますので、御参照をいただきたいと思います。 続いて、3款国庫支出金について御説明申し上げます。 収入済額は11億 1,856万円で、前年度より 7,604万円ほどの増となっております。 なお、 246、 247ページの国庫負担金におきまして、2目療養給付費国庫負担金は翌年度精算方式をとっており、その結果超過交付分 180万円は平成14年度に償還の予定でございます。 次に、2項1目1節財政調整交付金につきましては、予算現額 7,759万円に対しまして、収入済額は2億3,888 万円と大幅にふえておりますが、普通調整交付金において所得の落ち込みによる国保税減収分の補てんとして 7,804万円、特別調整交付金においては特別事情として 4,400万円ほど増額となったことによるものであります。 4款療養給付費交付金でございますが、収入済額は7億 2,979万円となっております。これは退職被保険者の医療費の支払い見込みと税の収納額の変動により調整交付されるものですが、最終交付額と実績額との差額の超過交付分 2,487万円は、平成14年度において返還の予定となっております。 250、 251ページになりますが、8款繰入金は一般会計から1億 5,812万 2,000円繰り入れしてあります。 なお、その下の基金からの繰り入れはその必要がなくなり、いたしておりません。 それでは、一番下の歳入合計をごらんいただきたいと思います。予算現額37億 5,659万 5,000円に対し、調定額39億 5,793万 5,019円、そのうち収入となりましたものが36億 6,662万 5,289円、不納欠損処理を 376万9,156 円いたしておりますので、収入未済額は2億 8,754万 574円となっております。調定に対します収入率は 92.64%、収入済額は前年度より2億 5,220万円ほど増となっております。 以上で歳入を終わらせていただきます。 次に、歳出に入らせていただきます。 少し飛んでいただき、 254、 255ページをお開きいただきたいと思います。 2款保険給付費でございますが、支出済額21億 326万円ほどとなっておりますが、一般及び退職者に対します療養給付費等でございます。 次に、 258、 259ページをお開きいただきたいと思います。 3款老人保健拠出金でございます。支出済額10億 302万円となっておりますが、老人保健に係ります医療費、事務費の拠出金で、ルールにより算定をされたものでございます。 その下の4款介護給付金1億 5,136万円でありますが、介護第2号被保険者数 4,668人分の納付金であります。 それでは、 262、 263ページをお開きいただきたいと思いますが、歳出合計をごらんいただきたいと思います。予算現額37億 5,659万円 5,000円に対しまして、支出済額34億41万 8,559円、不用額は3億 5,617万6,441 円となっております。不用額の主なものは、保険給付費、保険事業費でございます。執行率は 90.52%となっております。 以上で歳出を終わらせていただきます。 次に、 264ページの実質収支に関する調書をごらんください。 歳入総額は36億 6,662万 5,289円、歳出総額は34億41万 8,559円、この差引額が実質収支額と同額でございますが、2億 6,620万 6,730円となっております。 なお、単年度の収支にしますと 3,191万円ほど赤字となっております。 また、右側 265ページの財産に関する調書につきましては、ごらんいただきたいと思います。 以上で当会計を終わらせていただきます。 次に、議案第72号 平成13年度岡谷市
地域開発事業特別会計歳入歳出決算につきまして、御説明申し上げます。 この会計は、公共事業の代替地等の確保のため、長期的な視野の中で土地の取得、処分または造成等をいたしております会計でございます。当年度におきましては人口増対策として出の洞と神明町一丁目におきまして宅地造成工事を行っております。 それでは、 282ページをお開きいただきまして、実質収支に関する調書をごらんいただきたいと思います。 歳入総額は5億 3,884万 2,516円で、土地の処分収入が主なものでございます。歳出総額は14億 7,403万2,076 円で、繰上充用金、土地購入費が主なものでございます。差引額は実質収支額と同額で、9億 3,518万9,560 円の赤字でございますが、前年度と比較をしますと 1,476万円ほど赤字が解消してきております。 次に、 284、 285ページをお開きいただき、財産に関する調書をごらんいただきたいと思います。 この会計は赤字となっているわけでございますが、この赤字に対応します財産が残っておりまして、公共事業代替地の欄をごらんいただきますと、前年度末で所有をしておりました土地が1万645.96㎡あります。当年度中新たに取得をし、増となりましたものが、次の欄の上段にあります8,661.70㎡で、当年度中に売却等をし減となりましたものが8,183.89㎡で、下段になります。この結果、平成13年度末には1万1,123.77㎡を所有していることになります。所有の明細につきましては決算資料の No.11にありますので、御参照いただきたいと思います。 以上で当会計につきましては終わらせていただきます。 次に、議案第73号 平成13年度岡谷市公団分収造林事業特別会計歳入歳出決算について、御説明を申し上げます。 当年度の事業は森林の保育事業が主なものでございます。 302ページをお開きいただきまして、実質収支に関する調書をごらんいただきたいと思います。 歳入総額は 2,897万 6,017円でございますが、公団の支出金が主なものであります。歳出総額は森林の保育事業が主な支出ですが、 2,830万 7,961円となっております。差引実質収支額と同額でありますが、66万8,056 円となっておりまして、翌年度に繰り越すものでございます。事業の詳細につきましては決算資料の No.12にありますので御参照いただきたいと思います。 以上で当会計につきましては終わらせていただきます。 次に、議案第74号 平成13年度岡谷市交通災害共済事業特別会計歳入歳出決算でございます。この事業への加入者は2万 6,099人で、加入率は 45.88%となっております。 316ページをお開きいただきまして、実質収支に関する調書をごらんいただきたいと思います。歳入総額は 5,443万 6,151円でございますが、前年度からの繰越金、会費収入が主なものであります。歳出総額は 1,344万 324円で、支出の主なものは死亡3件を含みます 135件分の共済給付費と事務費でございます。歳入歳出差引額が実質収支額と同額で、 4,099万 5,827円となっております。 以上で当会計を終わらせていただきます。 次が、議案第75号でございます。平成13年度岡谷市霊園事業特別会計歳入歳出決算でございます。この会計は、内山霊園の維持管理等をいたします会計でございます。 332ページをお開きいただきまして、実質収支に関する調書をごらんいただきたいと思います。歳入総額が1億 2,560万 6,907円で、歳出総額が1億 1,595万1,062 円となっておりますが、歳入の主なものは繰越金と使用料収入であります。このうち、使用料につきましては聖地の増設に伴い前年度比大幅増となっております。歳出は 302区画を新たに造成しました聖地の造成費、施設の補修費、管理委託料などが主なものでございます。この差引額が 965万 5,845円で、翌年度に繰り越す額となるものでございます。 以上で当会計を終わらせていただきます。 次に、議案第76号 平成13年度岡谷市老人保健事業特別会計歳入歳出決算でございます。この会計は、70歳以上の老人、65歳以上70歳未満の寝たきり等老人の皆様に医療費の給付を行います会計で、対象者は平成14年2月末で 8,739人となっております。また、この会計の経理につきましては、老人保健法にルールが決められておりまして、支出に合わせまして、支払い基金、国・県・市が負担をするものでございます。したがいまして、歳出に対応し歳入が算定されます仕組みでありますので、歳入歳出が同額となるのが原則となっております。しかし、医療費等が流動的でありますので、概算で財源が交付されまして、翌年度で過不足を精算することになっております。 それでは、 354ページをお開きいただきたいと思います。 実質収支に関する調書がございます。歳入総額は52億 6,840万 2,403円で、歳出総額は52億 3,437万 4,612円で、差し引きが実質収支額と同額で、 3,402万 7,791円となっておりますが、先ほど申し上げましたとおりこの額が概算交付額によります超過交付額となっておりまして、平成14年度において還付となるものでございます。 以上で当会計を終わらせていただきます。 次に、議案第77号 平成13年度岡谷市温泉事業特別会計歳入歳出決算でございます。 368ページをお開きいただきたいと思います。実質収支に関する調書がございます。歳入総額は 2,557万 6,447円で、温泉使用料、繰越金が主なものであります。歳出総額は 822万 7,678円で、施設の維持修繕料が主なものであります。この差し引きが実質収支額と同額の 1,734万 8,769円となるものでございます。 以上で当会計につきまして終わらせていただきます。 次に、議案第78号 平成13年度岡谷市訪問看護事業特別会計歳入歳出決算でございます。この会計は、疾病、傷病等、在宅で寝たきりの状態の人や、居宅において継続して療養が必要とされる皆様を訪問し、必要な看護を行い、住みなれた地域社会や家庭で療養が図られますよう支援をしてまいりますことを目的に設置をされた会計でございます。当年度の年間延べ利用者数は 738人、訪問回数は 4,325回となっております。それでは 388ページをお開きいただきたいと思います。実質収支に関する調書でございます。歳入総額は 6,488万7,788 円となっておりますが、国民健康保険団体連合会や社会保険診療報酬支払基金からの療養費収入と繰越金が主なものでございます。歳出総額は 3,046万 3,999円で、事業従事者7人分の経費が主なものでございます。歳入歳出差引額と実質収支額ともに 3,442万 3,789円となり、翌年度に繰り越されることとなります。 以上で当会計を終わらせていただきます。 次に、議案第79号 平成13年度岡谷市駐車場事業特別会計歳入歳出決算でございます。この会計は、中央町市街地再開発事業の施行に伴い2街区に設置されました中央町駐車場の管理運営をいたします会計でございます。それでは、 402ページをお開きいただきたいと思います。実質収支に関する調書です。歳入総額は1億3,863 万 3,906円で、駐車場使用料、一般会計からの繰入金、繰越金がその主なものであります。歳出総額は5,426 万 5,405円で、駐車場管理のための委託料、共用部分の維持管理経費、市債の償還金などが主なものであります。歳入歳出差引額が実質収支額と同額の 8,436万 8,501円で、翌年度に繰り越されるものでございます。 以上で当会計を終わらせていただきます。 次に、議案第80号 平成13年度岡谷市介護保険事業特別会計歳入歳出決算でございます。この会計は、平成12年4月の介護保険導入に伴い、介護サービスのスムーズな移行と、介護保険の安定運営を図るために設置された会計であります。岡谷市における平成14年3月末の第1号被保険者数は1万 2,295人で、要介護、要支援者数は 1,331人となっております。 まず、歳入でありますが、 416、 417ページをお開きください。 1款1項介護保険料2億 7,782万円につきましては、市が直接徴収いたします第1号被保険者の介護保険料であります。 なお、平成13年10月から保険料半額の軽減措置がなくなり、全額負担となった結果であります。 3款国庫支出金につきましては、公費負担として国の負担20%分の国庫負担金3億 5,825万円、国庫補助金のうち調整交付金 8,364万円となっております。 418、 419ページをお開きください。 4款支払基金交付金でありますが、2号被保険者保険料分として5億 8,029万円交付されたものであります。 5款県支出金は、県の公費負担分として12.5%、2億 1,937万円を負担いただいたものであります。 7款繰入金につきましては、市の公費負担分として12.5%、県と同額の2億 1,937万円と、一般事務経費に対する一般会計からの繰入金として1億 2,051万円が収入となっております。 2項基金繰入金につきましては、介護保険円滑導入基金を取り崩し繰り入れをしたものであります。 422、 423ページに飛んでいただきたいと思います。 9款繰越金で1億 7,618万円でありますが、前年度からの繰り越しであります。 一番下の歳入合計をごらんいただきたいと思います。予算現額23億 4,971万円に対し、調定額21億 4,936万6,081 円、そのうち収入となりましたものが21億 4,848万 2,351円、不納欠損処理を4万 6,710円いたしておりますので、収入未済額は83万 7,020円となっております。調定に対します収入率は 99.96%であります。 次に、歳出でありますが、その主なものは、 426、 427ページをお開きください。 2款保険給付費で17億 5,526万円となっております。歳出全体の88.3%を占めております。その給付内容につきましては、以下ごらんをいただくとおりであります。 それでは、 432、 433ページをお開きいただきまして、一番下の歳出合計をごらんいただきたいと思います。予算現額23億 4,971万円に対し、支出済額19億 8,781万 6,912円、不用額は3億 6,189万 3,088円となっております。不用額の主なものは、保険給付費の3億 2,806万円であります。歳出全体の執行率は84.6%となっております。 以上で歳出を終わらせていただきます。 次に、 434ページの実質収支に関する調書をごらんください。 歳入総額は21億 4,848万 2,351円、歳出総額は19億 8,781万 6,912円、この差し引きが実質収支額と同額でございますが、1億 6,066万 5,439円となっております。 なお、単年度の収支にいたしますと 1,424万円ほどの赤字となります。 435ページには財産に関する調書がございますが、ごらんいただきたいと思います。 以上で当会計を終わらせていただきます。 終わりに、議案第81号 平成13年度岡谷市湊財産区一般会計歳入歳出決算でございます。当会計におきましては、湊財産区所有の山林の維持管理及び育成等を行っているものであります。 452ページをお開きいただきたいと思います。実質収支に関する調書がございます。歳入総額は 3,262万 1,891円となっておりますが、県支出金及び繰越金が主なものであります。歳出総額は 2,413万 211円であります。歳入歳出差引額、実質収支額とも 849万 1,680円となりまして、翌年度に繰り越されるものでございます。 また、 454、 455ページには、財産に関する調書がございますので、ごらんいただきたいと思います。 以上で議案第70号から議案第81号までの平成13年度一般会計及び特別会計の歳入歳出決算12会計の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御認定を賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(今井友吉議員) 次に、監査結果の報告を求めます。 監査委員。 〔監査委員 千明健一君 登壇〕
◎監査委員(千明健一君) ただいま上程されております平成13年度岡谷市一般会計及び特別会計の歳入歳出決算並びに湊財産区一般会計の歳入歳出決算の審査結果につきまして、御報告申し上げます。 お手元に配付してございます決算審査意見書の1ページをごらんいただきたいと思います。 まず、第1の審査の概要でありますが、1.として、審査の対象は平成13年度岡谷市一般会計歳入歳出決算以下平成13年度岡谷市湊財産区一般会計歳入歳出決算までの12会計でございます。附属書類につきましては、岡谷市各会計歳入歳出決算事項別明細書、岡谷市各会計実質収支に関する調書、岡谷市各会計財産に関する調書でございます。審査の期間でありますが、平成14年7月18日から7月31日までの間に実施をいたしました。審査の手続でございます。この審査に当たりましては、市長から提出されました各会計の歳入歳出決算書、歳入歳出決算事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書について、法令に準拠して調製されているか、予算が適正かつ効率的に執行されているか、さらに財産の管理は適正に行われているかにつきまして、関係諸帳簿及び証拠書類との照合等、通常実施すべき審査手続を実施したほか、必要に応じ関係職員からの説明を聴取し、例月出納検査、定例監査の結果等も参考に実施をいたしました。 2ページ、第2の審査の結果について申し上げます。審査に付されました一般会計、特別会計及び湊財産区一般会計歳入歳出決算書、歳入歳出決算事項別明細書、実質収支に関する調書及び財産に関する調書は、法令に準拠して作成されており、決算計数は関係帳簿及び証拠書類と照合した結果、誤りのないものと認められました。 次に、3ページの総括について御説明をいたします。 なお、決算数値につきましては、 1,000円未満は省略をして説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 平成13年度の一般会計及び特別会計並びに湊財産区一般会計の決算規模は表に記載のとおりでございますので、ごらんいただきたいと思います。 続いて、一般会計について申し上げます。 歳入についてであります。歳入決算額は 241億 5,893万 5,000円で、予算現額に対し 96.29%、前年度歳入決算額に対し5億 9,725万 7,000円の増で、調定額に対する収入率は 98.29%となっております。 財源別の状況は、自主財源が 143億 9,728万 2,000円で、依存財源は97億 6,165万 3,000円となっております。収入未済額は4億 1,660万 5,000円で、前年度比 5,402万 8,000円の増となっております。収入未済額の主なものは、市税3億 6,905万 7,000円で、前年度比 4,914万 3,000円の増、他の収入未済額 4,754万 8,000円も前年度比 488万 4,000円の増と、年々増加をしてきております。依然として続く平成不況のもと、経済情勢は大変厳しいものがあり、その中で収納率の向上に対しては熱意を持って取り組まれておりますが、自主財源の確保と負担の公平を図るため、口座振りかえの勧奨、滞納整理の強化など、収入の確保に努め、財政運営の健全化の保持に引き続いて一層の努力を望むものであります。 不納欠損処分を行ったものは、市税では 272件、 436万 7,000円で、前年度に比べ 492万 7,000円の減となっており、処分の内容につきましては、地方税法第15条の7、第4項及び第5項により適法に処理されているものと認められましたが、税負担の公平性確保の観点から、今後も厳正を期すよう努められたいところであります。 市債の状況は、当年度借入額18億 7,390万円、償還額17億 1,489万 7,000円であり、年度末現在高は 241億5,268 万 3,000円となっており、前年度に比較して1億 5,900万 2,000円増加しております。交付税算入等による有利な市債の活用がなされてきているところでありますが、将来の財政運営が圧迫されることがないよう、より長期的な視野に立って財政運営することを望むものであります。 次に、4ページ歳出についてであります。歳出決算額は 234億 3,153万 1,000円で、予算現額に対し 93.39%の執行率となっております。歳出の主なものは、土木費43億 8,419万 9,000円、商工費41億 8,586万 2,000円、総務費37億 4,574万 2,000円、民生費35億 9,856万 4,000円、公債費25億 222万 3,000円となっております。不用額は13億 5,865万 4,000円で、予算現額に対し5.42%となっております。主に土木費4億 3,032万7,000 円、民生費2億 8,830万 3,000円、商工費2億 2,104万 2,000円、総務費1億 4,197万 6,000円と特に多くなっておりますが、主なものは一部事業の執行できなかったもののほか、繰出金、貸付金、入札差金のほか、経費節減等予算の効率的執行により生じたものであると思われます。 翌年度繰越額は、総務費の庁舎管理費で 1,200万円、企画費で 2,000万円、まちづくり情報費で 5,665万円、民生費の社会福祉総務費で 4,546万 5,000円、土木費の道路新設改良費1億23万 9,000円、街路事業費 5,830万円、区画整理事業費が 700万円、以上合計2億 9,965万 4,000円でございます。 以上によりまして、実質収支額は6億 3,713万円となり、単年度収支額は1億 3,970万 9,000円のマイナスとなっております。 次に、財政状況についてであります。財政力指数は財政力を判断するもので、この指数が1に近いほど財政力が強く、1を超える団体は余裕財源を保有しているとなるわけでありますが、本年度は 0.639で、前年度の0.632 に比較して0.07改善されております。経常収支比率は財政構造の良否、弾力性を判断するもので、この比率が80%を超える場合は財政構造の弾力性を失いつつあるとされております。本年度は75.4%で、前年度の74.7%に比較して 0.7ポイント上昇しております。起債制限比率は公債費に当てられる一般財源の標準財政規模に対する割合を示すものであり、この比率が20%以上になると起債の制限があるものでございます。本年度は 8.4%で、前年度と同じ数値となっております。 次に、特別会計について申し上げます。 国民健康保険事業特別会計ほか9会計の歳入決算額は 120億 6,046万 9,000円で、歳出決算額は 123億4,729 万 8,000円であります。歳入歳出差引額マイナス2億 8,682万 8,000円で、実質収支額のマイナス2億8,682 万 8,000円となっております。この歳入歳出決算額の減少は、下水道事業特別会計が地方公営企業法の適用により同法の規定により設置された
下水道事業会計へ引き継がれたことによるものでございます。収支不足となったのは、
地域開発事業特別会計で、平成12年度決算収支不足額9億 4,995万円を繰上充用したことにより9億 3,518万 9,000円の不足額を生じたためのものであります。 それでは、主な特別会計について御説明申し上げます。 国民健康保険事業特別会計は、実質収支額2億 6,620万 6,000円で、引き続き健全運営となっております。国保税の調定額に対する収納率は 81.90%で、前年度に比し0.99ポイント減少しております。収入未済額は2億 8,579万 9,000円で、前年度に比し 3,857万 9,000円の増加となっております。ここ数年収納率は低下し、未収金は増加傾向にあります。一般会計と同様昨今の不況等の影響で経済情勢は大変厳しいものがあり、その中で収納率の向上に対しては熱意を持って取り組まれておりますが、公平な負担を求めるためなお一層収納率の向上に努められたいところでございます。不納欠損額は 307件、 373万 8,000円で、前年度に比し 147万4,000 円の減となっておりますが、税負担の公平性確保の観点から今後も厳正を期すよう努められたいところであります。 (2)の
地域開発事業特別会計は、土地処分に一定の成果が見られますが、保有している代替予定地以外の土地についてはなお処分に向け一層努力されることを望むものであります。 (3)の老人保健事業特別会計、実質収支額 3,402万 7,000円となっておりますが、これは支払基金交付金及び国庫支出金で、超過負担となった 3,402万 7,000円が平成14年度でそれぞれ返還予定となっており、実質の収支はゼロとなるものでございます。 (4)介護保険制度であります。介護保険制度導入2年目を迎えた介護保険事業特別会計は、介護保険の定着と安定運営に努められ、実質収支額は1億 6,066万 5,000円となっております。介護保険料の調定額に対する収入率は 99.70%で、前年度に比し0.13ポイント減少しております。収入未済額は79万 3,000円で、前年度に比し15万 7,000円増加しております。不納欠損額は39件、4万 2,000円で、地方税法第15条の7、第5項により適法に処理されているものと認められましたが、公平な負担を求めるため今後も厳正を期すよう努められたいところであります。介護保険制度に対する周知を図るため、引き続いて、一層の広報、啓発活動に努められるよう望むところであります。 以上、まとめといたしまして、予算の執行状況につきましては第3次総合計画の前期5カ年計画の中間年に当たり、長期低迷化している経済状況下において、活力の創出を基調に各種施策を展開しながら、計画行政の推進が図られております。また、財源の重点的、効率的配分、一般経常経費の抑制、健全財政の保持等にそれぞれ成果を上げたものと認められました。今後の行財政運営に当たりましては、公平、公正な行政執行を基本に、社会情勢の動向、多様な行政需要に迅速かつ的確に対応され、限られた財源の効率的な配分に努めるとともに、地方分権の時代にふさわしい行政システムをさらに確立するため、各事業の評価や選択を加えた行政改革をさらに推進し、これまで築いてきた健全財政を堅持しつつ、市民福祉の向上と活力ある市民総参加のまちづくりの推進になお一層努力されることを望むものであります。 6ページ以降につきましては省略いたしますので、ごらんいただきたいと思います。 続きまして、47ページをお開きいただきたいと思います。 基金の運用状況の審査結果につきまして御報告いたします。 まず第1に、審査の概要でありますが、審査の対象は、岡谷市育英基金、岡谷市国民年金印紙購買基金、岡谷市土地開発基金、以上の3基金であります。審査の期間は平成14年7月18日から7月31日までの間に実施いたしました。審査の手続でありますが、この審査に当たりましては、岡谷市育英基金、岡谷市国民年金印紙購買基金、岡谷市土地開発基金の運用状況を示す書類について、計数が正確であるか、運用が適正かつ効率的に行われているかにつきまして、収入役及び関係所管の諸帳簿、証拠書類と照合するとともに、関係職員からの説明を聴取し、例月出納検査及び定例監査の結果等も参考に実施をいたしました。 第2の審査の結果について申し上げます。審査に付されました岡谷市育英基金、岡谷市国民年金印紙購買基金及び岡谷市土地開発基金の運用状況を示す書類の計数は、関係諸帳簿と符合し、正確であるものと認められました。また、運用状況についても適正であるものと認められました。48ページ以降につきましては省略いたしますので、ごらんいただきたいと思います。 以上で決算審査の報告を終わらせていただきます。
○議長(今井友吉議員) この際暫時休憩いたします。 午後1時57分
休憩-------------------------------- 午後2時10分 再開
○議長(今井友吉議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これより質疑に入ります。 質疑に当たっては決算書等のページをお願いいたします。 まず、議案第70号の一般会計について、全般にわたり質疑がある方は御発言お願いいたします。 三沢一友議員。
◆9番(三沢一友議員) 9番 三沢一友です。 それでは、何点かございますので、順を追って質問したいと思いますけれども、まず、ページ24から25、11款分担金及び負担金で、1目5節保育所費負担金未済額の内訳ということで、金額では 1,399万 7,070円となっていますけれども、この内容について、何人分であるかということをお聞きしたいということ。 2番目に、やはり決算書の28から29、12款使用料及び手数料、5目4節住宅使用料収入未済額の内容についてということでありますけれども、これについても、これは戸数何件ということをまずお聞きしたい。 続きまして、ページ68、69、2款総務費で、1項7目企画費のうちから大学誘致について、事業の中身をお聞きしたい。予算では 1,128万円の大学誘致推進事業費をとられているわけですけれども、平成13年度中の事業内容というのをお聞きしたいと思います。 4番目に、ページ70、71、2款総務費2項8目まちづくり情報費貸付金、これは株式会社やまびこスケートの森への貸付金ですけれども、これについては今後黒字が見込まれるのかどうなのかということを詳しくお聞きしたいと思います。 次に、5点目、ページ90、91、3款民生費1項1目社会福祉総務費の中で、長野県部落解放審議会連絡協議会の負担金、これが平成13年度には執行されたのかどうなのかということをお聞きしたいと思います。 次に、ページ 136から 139の8款土木費4項3目区画整理事業費で、湖畔若宮地区整備事業費、予算は約1,086 万円、これを執行された中身を詳しくお知らせ願いたいと思います。 以上の点をお聞きしたいと思います。
○議長(今井友吉議員) 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(鮎沢史明君) それでは、保育所費の負担金の中で、未済額の内容というようなことで人員をというお話でございましたが、 141人でございます。 それから、社会福祉総務費の中で部落解放審議会の部分でございますけれども、執行をいたしてございます。5万 4,000円の執行をいたしております。 以上でございます。
○議長(今井友吉議員) 建設部長。
◎建設部長(小口福三郎君) 住宅使用料の未済額の件数でございますけれども、平成4年から平成12年までの過年度分が 1,064件、それから現年度分で 509件、合わせまして 1,573件分でございます。 以上です。
○議長(今井友吉議員) 企画部長。
◎企画部長(中嶋政春君) 大学誘致に関連しましての御質問をいただきました。内容についてどういう内容をやったかということでありますけれども、高校生それから進路指導担当教諭、企業アンケート調査を行ったわけでありますが、大学設置に関する基礎データの分析をもとに、市と芝浦工業大学で検討してまいりました。その結果、新学部設置については基本的には可能性があると判断したものであります。 なお、県の協力も必要という中から、知事との折衝もしてまいりましたし、今後も引き続きそうした対応をしていきたいというふうに考えております。 また、設置に向けて市民あるいは県の理解を得るために、芝浦工業大学と市内企業との具体的な産学連携に向けての検討もしてきております。そういったことでお願いをしたいというふうに思っております。 それから、もう一つはアイスアリーナの関係で貸付金の5億円についての御質問でございますけれども、これはさきの全協でもお話を申し上げましたけれども、まだ赤字の経営の部分がございますけれども、アイスアリーナの各施設の利用のPR等、また平成13年度では合宿棟の建設あるいはレストラン等の直営の経営を図ったわけでありますけれども、そういった中で今後経営努力をする中で対応していきたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(今井友吉議員) 都市開発部長。
◎都市開発部長(山岡徹三君) 区画整理事業費につきましては、岡谷駅南と長地山の手、湖畔若宮、3地区の事業を執行したものでございまして、御質問の湖畔若宮土地区画整理事業につきましては 2,299万 5,668円の決算額となっております。主な支出につきましては職員3人の人件費が主でございまして、13節の委託料として 1,000万円を計上してございますけれども、事業計画決定に必要な事業計画調書の作成ということで計上してあります。しかし、事業決定に至るような地元の合意状況にならなかったものですから、一定の協議が調うまで見合わせたということで未執行となっております。 以上でございます。
○議長(今井友吉議員) 三沢一友議員。
◆9番(三沢一友議員) 9番 三沢です。 1の保育所については 141人の内容だと、これについてはいわゆる未済額の主な内容、やはり今の経済状況の中での景気の低迷の中で生活が大変だというようなことをどのようにお考えになっているか。そういうところに原因がありはしないかということをお聞きしたい。 2番目の住宅使用料についても、それぞれ何件かあるという報告がございましたけれども、これについてもやはり、最初の件でも申しましたけれども、現在のこのような景気低迷の中での内容の把握というのも十分判断しておられるのかどうなのかを、お聞きしたいと思います。 3番目の大学誘致についてということで、小中高生を対象にアンケート調査を行ったというようなことで、可能性もある、今後は県の協力というようなことで設置を考えていきたいというようなあれでしたけれども、やはり最近特に話題になっております民意のとらえ方を大きくはき違えると、市民がこういうふうに考えているということでもなかなかその逆であったりするという、行政から見た場合市民の考えは逆であるということ、私たちアンケート調査なんかも実施している中でそういうとらえ方をしているわけですけれども、この件について、民意のとらえ方、甘過ぎやしないかということで、さらにその辺をお聞きしたい。 4番目のやまびこスケートの森の貸付金については、施設へのPRとか、経営の協力なんかもしていくというようなことですけれども、こういう点についてはさらなる岡谷市としての支援というのも考えていくか、具体的にお聞きしておきたいと思います。 長野県の部落解放審議会の負担金、なぜ岡谷市でこういうような負担金を出す必要があったのかどうなのか、そういうような点をお聞きしたいと思います。 湖畔若宮の区画整理、これについては今地元等の話し合いの詰めというようなことで 2,299万円というような、人件費の部分だと思いますけれども、そういうのはわかりましたけれども、やはりこれも民意のとらえ方、そういうことで、もう一度その辺のお考えを聞いておきたいと思いますけれども、よろしくお願いします。
○議長(今井友吉議員) 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(鮎沢史明君) 保育料につきましては、私どもほとんど接触をしているわけでありますけれども、分納の約束をしていただいたり、子供を保育所に預けたというようなことの中で御理解をいただいて、少しずつでも納めていただいているというようなことで、ほとんどの方が分納みたいな約束をいただいているような状況があるわけでありますので、引き続き理解を求めて納めていただきますようにお願いをしているところでございます。 それから、部落解放審議会の負担金でありますけれども、これは部落問題もありますけれども、あらゆる差別の解消というようなことで研究、研修する機関となっているわけでございまして、そういうようなことでほとんどの市町村が加盟しているということでございまして、部落解放同盟に出しているものとは性格が全然違うものですから、そんな点で御理解をいただきたいと思っているところでございます。 以上でございます。
○議長(今井友吉議員) 建設部長。
◎建設部長(小口福三郎君) 市営住宅の滞納者の実態でございますけれども、滞納者の約56%に当たる方々につきましては、失業であるとか、あるいは離婚であるとか、あるいは仕事の量の減によるもの、こういったものの収入が少ないという方が主でございます。それから、次に多い方が、全体の約20%に該当いたしますけれども、借金などの理由によってなかなか納入ができないというような、そのような状況にございますけれども、私どもも課の中に3班の滞納整理班をつくりまして、それぞれの家庭状況を把握する中で、何とか納入してほしいという取り組みをしている状況でございます。 以上です。
○議長(今井友吉議員) 企画部長。
◎企画部長(中嶋政春君) 最初に、大学誘致の関係で、民意のとらえ方の関係で御質問ありましたけれども、この新学部誘致の必要性に対する市民あるいは県の理解を得るために、芝浦工業大学と市内の企業との具体的な産学連携を推進をしてきております。岡谷市は物づくりのまちとしてこれから21世紀生き残るには、やはりこうした部分から対応していかなければいけないということもあります。市民からそういった大学誘致へのどうしても来てほしいと、そういった土壌といいますか、そういったものを今後つくっていきたいというふうに考えております。 それから、次にスケートの森での市として支援を考えているかというお話でありますけれども、既に中期の収支計画があるわけですが、そういった中で御努力をいただくということで、岡谷市としての支援は今のところ考えておりませんので、よろしくお願いいたします。
○議長(今井友吉議員) 都市開発部長。
◎都市開発部長(山岡徹三君) 湖畔若宮で御質問をいただきました。地域の中には反対されている方もいるわけでございまして、区画整理の仕組みをしっかり理解できていないということで反対をしている方もいるわけでございます。地権者の説明会を通して地権者の皆さんに説得できる材料、目に見えるものをつくり上げて、皆さんにわかるような情報交換をして合意形成を図っていきたい、このように考えておりますので、よろしくお願いします。
○議長(今井友吉議員) 三沢一友議員。
◆9番(三沢一友議員) 9番 三沢一友です。 最初の保育所の負担金、未済額また住宅使用料の未済額、こういうことについてはやはり景気の低迷というのが一番考えられるわけです。特にそういう中では収納率のアップにややもすると強引になりがちということで、そういう点は厳に戒めて進めていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 それと、大学誘致、この問題については、企業云々ということで、今、企画部長申されましたけれども、やはり一番はそこへ行ってもらう人たち、市民の人たちの考えということが基準になってくると思います。たくさんの税金を使うという、そういうことが今この時期に岡谷市に必要だろうかどうかということで、十分な検討をしていただきたいと思います。 やまびこスケートの森については、支援なしということでございますけれども、このままの形でいくということでしょうか。 それと、部落解放審議会への問題は、これは岡谷市ばかりではないと言われておりますけれども、たしか拠出していない市町村もあったように私記憶しているんですけれども、こういう点でどうしても出さなければいけないものかどうなのか、市民感情から、これもやはり民意に対してどうなのかということで、この点だけお聞きしておきたいと思います。 以上です。
○議長(今井友吉議員) 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(鮎沢史明君) 保育料でありますけれども、一度には大変だというような方も中にはいるということは承知しているわけでありますけれども、ぜひ少しでもというようなことで分納というようなこともお願いしているわけでございまして、7月末現在で52万 8,000円ほど入れていただいているような状況もあって、できるだけ御理解をいただいて納めていただくようなことにしていきたいというふうに思っております。 それから、部落解放審議会でございますけれども、今申し上げましたように、あらゆる差別というようなことでございまして、岡谷市でも人権擁護審議会というようなものもつくってあらゆる差別の解消に努めているところでございますので、県の方でも、この名前についても人権というような問題も少しここで入れるというようなお話もいただいているわけでございまして、引き続きこの部分については執行をしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(今井友吉議員) 建設部長。
◎建設部長(小口福三郎君) 市営住宅の未収金の収納率強化について、いかがなものかという点でございますけれども、これはあくまでも使用料ということでございまして、他の入居者との関係もございます。ただし、その生活状況等々によってうちの方は担当が十分ヒアリングをする中で対応をしていきたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(今井友吉議員) 企画部長。
◎企画部長(中嶋政春君) やまびこスケートの森への支援の関係で御質問をいただいたわけですが、先ほども申しましたけれども、合宿棟あるいはレストラン等、それからアイスアリーナログコテージ、トレーニングセンター、この利用者も大分ふえてきております。そういったことで会社の努力に期待をしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(今井友吉議員) ほかに発言ございませんか。--これをもって議案第70号の質疑を終結いたします。 次に、議案第71号から議案第81号までの11件について一括質疑を行います。 質疑はありませんか。 三沢一友議員。
◆9番(三沢一友議員) 国保の 236ページから 237、1款国民健康保険税ということで、やはり収入未済額が2億 8,000万円、前年より 3,800万円ということで、ふえているわけです。先ほど私前段でも言いましたけれども、やはりこの不況の影響ということが大きいわけです。それで、私ども再三基金の取り崩しをして税額を下げるというようなことで提案してきたわけですけれども、今、平成13年度取り組んでみて、実際にそういう考えに至っていないかどうか、御意見をお聞きしたいと思います。
○議長(今井友吉議員) 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(鮎沢史明君) 国民健康保険につきましては、たびたびそういう御意見をいただくわけでありますけれども、収納率の確保とか、国・県等の補助金の確保というようなことも考えているわけでございまして、基金につきましても医療費の3カ月分くらいはどうしても必要だろうというようなこともあるわけでございまして、そういうような中で、例えばインフルエンザですとか大きな流行というようなことがあれば大変危険な状況になるというようなこともあるわけでございますので、現在の状況を維持していきたいなというふうに考えておるところでございます。 以上であります。
○議長(今井友吉議員) 三沢一友議員。
◆9番(三沢一友議員) 今後国保の問題について、基金の取り崩しをということですけれども、やはりいつも出てくる答えは大体インフルエンザというような話で出てくるわけですけれども、仮にインフルエンザというようなものがあった場合、またそういうふうに変わった場合はその時点でまた考えるということで、ここのところは決算委員会でもんでいただきたいと思いますけれども、やはり基金の取り崩しをし、住民に納税の負担をかけないという、そういう取り組みをすべきであろうというように私は考えておりますけれども、この点もう1回お願いしたいと思います。
○議長(今井友吉議員) 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(鮎沢史明君) 今、申し上げましたとおりのことで変わるべきものはないわけでございますけれども、やはり基金には3カ月くらいの医療費はどうしても必要だというふうに理解をいたしておりますので、そんな点でよろしくお願いしたいと思っております。
○議長(今井友吉議員) 三沢一友議員。
◆9番(三沢一友議員) なかなかこの段階では意見は合わないわけですけれども、
決算特別委員会の方で、基金の取り崩しを含めた、この平成13年度の実績から見て十分検討していただきたいと思います。 以上です。
○議長(今井友吉議員) ほかに発言ございませんか。--これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第70号から議案第81号までの12議案は
決算特別委員会に付託いたします。
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△日程第16 議案第82号 平成13年度岡谷市
市立岡谷病院事業会計の決算認定について
△日程第17 議案第83号 平成13年度岡谷市
健康保険岡谷塩嶺病院事業会計の決算認定について
△日程第18 議案第84号 平成13年度岡谷市水道事業会計の決算認定について
△日程第19 議案第85号 平成13年度岡谷市
下水道事業会計の決算認定について
○議長(今井友吉議員) 日程第16 議案第82号から日程第19 議案第85号までの企業会計決算関係議案4件を一括議題といたします。 この際審査の方法についてお諮りいたします。この4議案は
決算特別委員会を設置して付託し、審査いたしたいと思います。そこで、審査の都合上、最初に
決算特別委員会を設置し、委員の選任を行った後、一たん休憩して委員会を開催し、正副委員長の互選を行い、再開後、説明、監査報告、質疑を行うことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(今井友吉議員) ご異議なしと認めます。 よって、そのように進行いたします。 この際決算議案審査のため、8人の委員をもって構成する
決算特別委員会を設置いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(今井友吉議員) 御異議なしと認めます。 よって、8人をもって構成する
決算特別委員会を設置することに決しました。 ただいま設置されました
決算特別委員会の委員の選任についてお諮りいたします。委員の選任は議長に御一任願いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(今井友吉議員) 御異議なしと認めます。 よって、委員の選任は議長に一任と決しました。 議長から委員の指名をいたします。
決算特別委員会委員に、今井竜五議員、高林紘一議員、河口今朝美議員、三沢一友議員、横内敏子議員、清水隨豊議員、加藤レイ子議員、八幡益晴議員、以上8人の議員を指名いたします。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(今井友吉議員) 御異議なしと認めます。 よって、ただいま指名いたしました議員を
決算特別委員会委員に選任することに決しました。 この際正副委員長の互選を願うため暫時休憩いたします。 午後2時39分
休憩-------------------------------- (決算特別委員会)
-------------------------------- 午後3時10分 再開
○議長(今井友吉議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 休憩中に
決算特別委員会を開催し、正副委員長の互選を行いました結果、委員長に横内敏子議員、副委員長に三沢一友議員が選出されましたので、御報告いたします。 この際、正副委員長にごあいさつをお願いいたします。正副委員長は御一緒に登壇をお願いいたします。
決算特別委員会委員長 横内敏子議員、副委員長 三沢一友議員。 〔
決算特別委員長 横内敏子議員・副委員長 三沢一友議員 登壇〕
◆
決算特別委員会委員長(横内敏子議員) 10番 横内敏子です。 先ほどの
決算特別委員会で委員長に選任されました。微力ではありますが、皆様の御指導と御協力を得まして、4企業会計の決算審査に全力投球で当たりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
◆
決算特別委員会副委員長(三沢一友議員) 9番 三沢一友です。 先ほどの
決算特別委員会で副委員長に選任されました。市民が主人公の立場でこの決算がスムーズに行くように、意見が出しやすいように、委員長を助け、任務を全うしたいと思います。よろしくお願いします。(拍手)
○議長(今井友吉議員) これより決算議案について提出者の説明を受けることにいたします。 まず、議案第82号 平成13年度岡谷市
市立岡谷病院事業会計の決算認定についての説明を求めます。
岡谷病院事務長。 〔
岡谷病院事務長 尾崎 孝君 登壇〕
◎
岡谷病院事務長(尾崎孝君) 議案第82号 平成13年度岡谷市
市立岡谷病院事業会計の決算認定について、御説明申し上げます。 お手元の決算書8ページをお開きいただきたいと思います。 事業報告書の概況でありますが、総括事項から申し上げます。 平成13年度の岡谷病院の経営につきましては、平成12年4月の診療報酬の改定による診療単価の抑制、入院患者の在院日数の減、少子高齢化による人口の減少、近隣医療施設の充実などによる患者数の減などの影響を受け経営難が続いておりますが、地域医療の確保と充実を図り、市民の期待と信頼にこたえるため努力してまいりました。本年度は患者サービスの向上を基本とする中で、累積赤字の解消を図り、病院経営の指標となる経営健全化5カ年計画の2年目として、全職員が現状を認識する中で経営再建に取り組んでまいりました。主なものにつきましては、適正医療を行う中で診療単価アップを図るための各種診療指導の実施や、院外処方せん発行率の増加に伴う服薬指導の実施、リハビリテーション部門の施設基準の見直しなどによる収入の確保、滅菌洗浄業務の外部委託、医事業務の委託範囲の拡大、診療材料のSPDによる外部委託など、業務の見直しによる経費節減などの取り組みを実施してまいりました。 施設につきましては、北5病棟の内装工事を実施したほか、今後の看護師確保をスムーズに進めるため、平成13年度と平成14年度の2カ年の債務負担行為による看護婦(士)寮改修工事及び自家発電装置などの改修工事に着手しました。また、臨床検査システム及び超音波診断装置などの講習を初め、コンピューテッドラジオグラフィーの新規購入などにより医療機器の充実を図ってまいりました。 患者の動向は、入院患者につきましては介護認定者の療養型病床への入院が増加し、療養型病床設置の効果が徐々にあらわれる一方、北5病棟改修工事が入院患者が増加する11月から1月にかけての実施となったことによりこの間の入院患者が減少し、総体的には前年度に比べ減少となりました。 一方、外来患者につきましても前年度に引き続き本年度も減少となりました。 経理につきましては、職員の経営改善努力により入院及び外来とも経営健全化計画の計画診療単価を上回る成果が得られたことや、医業費用の見直しを行い、極力経費節減に努めたこと、また平成12年度に策定した経営健全化5カ年計画に基づき病院経営健全化の措置として市からの負担金について1億 5,000万円の追加負担をいただきましたことなどにより、収支について、医業収支では2億 5,757万 3,955円の損失を生じましたが、収益収支では 4,415万 2,333円の純利益となりました。 次に、患者の状況でございますが、入院では1日平均患者数は 256.4人で、前年度より 1.0人の減、延べ患者数は9万 3,593人で、前年度より 340人減少し、一般病床利用率は83.3%となりました。 一方、外来では、1日平均患者数は 733.6人で、前年度より15.1人の減、延べ患者数は19万 6,618人で、前年度より 6,293人減少しました。 公衆衛生活動では、生活習慣病予防検査など集団検診で 8,916件を行い、医療相談では、個人健康診断、人間ドックなどを実施いたしました。 次に、経理の状況について申し上げますが、お手元に配付してあります別冊の決算参考資料平成13年度岡谷市
市立岡谷病院事業会計予算実施計画実績表をごらんいただきたいと思います。消費税込みで作成してありますので、これに基づいて御説明申し上げます。 1ページの収益的収入及び支出でありますが、収益的収入から申し上げます。 第1款病院事業収益では、最終予算額42億 9,329万 4,000円、決算額41億 8,713万 2,024円で、予算額に比べ1億 616万 1,976円の減、前年度比では 1,397万 9,400円の減であります。 1項医業収益では、決算額36億 5,039万 2,610円、予算比で1億 1,978万 8,390円の減、前年度比では8,637 万 4,159円の増であります。総収入に対する比率は87.2%となっています。 1項1目入院収益では、決算額24億 5,006万 3,208円、予算比で 1,323万 6,792円の減であります。前年度比では 7,551万 7,756円の増であります。総収入に対して58.5%となっております。 2目外来収益では、決算額10億 7,779万 4,953円、予算比で 7,747万 6,047円の減であります。前年度比では 717万 6,078円の増であります。総収入に対しまして25.7%となっています。 3目その他医業収益では、決算額1億 2,253万 4,449円、予算比で 2,907万 5,551円の減、前年度比では368 万 325円の増であります。 2項の医業外収益では、決算額5億 3,673万 9,414円で、主なものは4目他会計負担金で、決算額4億8,929 万 3,672円は、前年度よりも 8,459万 4,007円の減であります。 次に、2ページの収益的収支について申し上げます。 第1款病院事業費用では、最終予算額42億 9,329万 4,000円、決算額41億 4,242万 4,647円、不用額1億5,086 万 9,353円、前年度比では98.9%、 4,630万 2,040円の減であります。 1項医業費用では、決算額39億 6,239万 7,246円、不用額1億 4,526万 9,750円、前年度比では 2,075万7,916 円の増、総支出に対する比率は95.6%であります。 内容の主なものについて申し上げます。 1目給与費は、決算額24億 2,965万 4,598円、前年度比 2,599万 6,081円の増、総支出に対しましては58.6%となっています。 2目材料費では、決算額8億 2,162万 2,195円、不用額は 8,909万 4,805円、前年度比 1,694万 150円の減、不用額の主なものは、薬品費で、院外処方せんの発行増による購入料の減などによるものであります。総支出に対しまして19.8%となっています。 次に、3目経費でありますが、決算額4億 6,966万 3,883円、不用額は 2,478万 4,117円、前年度比 1,465万 872円の減、不用額につきましては、8節の燃料費で購入単価の改定により差額が生じたことと、15節委託料で業務委託の契約差額金などにより不用額が生じたものであります。 次に、3ページの4目減価償却費は、決算額2億 2,864万 5,133円、前年度比 2,758万 7,485円の増は、医療機械備品などの新規購入増によるものであります。 2項医業外費用では、決算額1億 7,904万 8,142円、不用額 507万 8,858円、前年度比 1,279万 322円の減となっています。主なものは、1目1節企業債利息で、18件分、決算額1億 5,052万 253円でございます。 次に、5ページの資本的収入支出について、資本的収入から申し上げます。 1款資本的収入は、最終予算額4億 5,062万円、決算額2億 5,687万円であります。 1項企業債は、決算額2億 2,570万円で、その内訳は、臨床検査システムなど医療機械器具整備分1億9,380 万円と、看護婦(師)寮整備事業の平成13年度分出来高分 3,190万円であります。 2項他会計負担金は、決算額 3,000万円で、北5病棟改修費に対する一般会計負担金であります。 4項長期貸付金返還金は、決算額 117万円、3人分の看護師養成貸付金返還金でございます。 次に、資本的支出について申し上げます。 1款資本的支出は、最終予算額7億 9,664万 5,000円、決算額6億2万 9,380円で、建設改良費として1億9,470 万円を翌年度へ繰り越ししておりますので、不用額は 191万 5,620円となっています。翌年度繰越額の内訳は、看護婦(師)寮整備事業の1億 4,810万円と、自家発電等整備事業の 4,660万円であります。 1項建設改良費は、決算額3億 673万 4,524円で、その内容は決算書の9ページから10ページに、建物、機械備品、車両として明細を記載してありますので、ごらんいただきたいと思います。 2項企業債償還金は、決算額2億 8,504万 4,856円で、この内容も決算書の20ページの企業債明細書に記載してありますので、ごらんいただきたいと思います。 3項長期貸付金は、決算額 825万円で、看護学生への貸付金であります。 以上で、実施計画実績表の説明を終わらせていただきまして、決算書の方にお戻りいただきたいと思います。 決算書1ページ、2ページは、ただいま御説明申し上げました事項について、所定の書式により調製したものであります。 なお、2ページの欄外にあります補てん財源の説明でありますが、資本的収入額が資本的支出額に不足する額3億 4,315万 9,380円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額55万 5,044円、過年度分損益勘定留保資金1億 608万 8,549円、及び当年度分損益勘定留保資金2億 3,651万 5,787円で補てんしたものであります。 次に、3ページの消費税抜きの損益計算書でありますが、下から6行目をごらんいただきたいと思います。経常利益で 4,513万 1,592円、雑損失を差し引きまして当年度純利益は 4,415万 2,333円となりました。前年度繰越欠損金から差し引きますと、当年度未処理欠損金は1億 1,967万 2,255円となるものでございます。 4ページ、5ページは剰余金の計算書であります。 5ページの欠損金処理計算書でありますが、当年度未処理欠損金1億 1,967万 2,255円を同額翌年度繰越欠損金とするものであります。 6ページ、7ページは、貸借対照表でございますが、説明は省略させていただきます。 以上で説明は終わりますが、よろしく御審議の上、御認定いただきますようお願い申し上げます。
○議長(今井友吉議員) 次に、議案第83号 平成13年度岡谷市健康保健岡谷塩嶺病院事業会計の決算認定について、説明を求めます。 塩嶺病院事務長。 〔
塩嶺病院事務長 中山数雄君 登壇〕
◎
塩嶺病院事務長(中山数雄君) 議案第83号 平成13年度岡谷市
健康保険岡谷塩嶺病院事業会計の決算認定について、御説明申し上げます。 お手元の決算書の8ページをお開きいただきたいと思います。 事業報告の概況でありますが、総括事項から申し上げます。 塩嶺病院の病院経営につきましては、引き続き厳しい医療環境の中での運営となりましたが、こんな中で、一つには医師を初め全職員の努力もあり、利益を計上することができました。このことは、従来からの患者さんの立場に立った医療を提供できる環境づくりを積極的に行い、呼吸器疾患、消化器疾患及び心疾患基幹病院としての診療の充実を初め、血液透析や検診部門における県下全域での巡回集団検診など、地域の医療ニーズにこたえるべく特色ある病院をと心がけた結果と考えております。 診療面では、医療機器整備などとして、人工呼吸器、長時間心電図再生システム、個人用透析装置、腹部超音波画像診断装置、総合検診情報システムなどの購入や、隣接地の購入、第6駐車場など整備工事、医事倉庫建設工事、屋上スロープ設置工事、除雪車など、患者さんに意を配した環境整備を行いました。 さらに、国費でのB棟病室壁など改修工事、検診画像ファイリングシステム、腹部及び胸部超音波画像診断装置、大型除雪車、送迎用マイクロバスなどの整備も行い、迅速な医療、患者サービスの向上に努めました。内容につきましては9ページをごらんいただきたいと思います。 その結果、平成13年度における収益的収入の純利益は 3,653万 2,450円となりました。 次に、患者さんの状況でございますが、12ページをお開き願いたいと思います。入院患者数は、年間延べ5万 5,924人、1日平均 153.2人で、予算に比して 5,396人の減、1日平均14.8人の減となり、前年度比では3,037 人の増、1日平均 8.3人の増であります。外来患者数は、年間延べ8万 3,905人で、1日平均 309.6人で、予算に比して 2,605人の増、1日平均 9.6人の増となり、前年度比では 1,170人の増、1日平均 2.0人の増でございます。 次に、経理の状況について申し上げます。お手元の別冊資料の実施計画実績表をごらんいただきたいと思います。この表は予算対比となっており、消費税及び地方消費税込みの数値でございます。 1ページの収益的収入及び支出でございますが、収益的収入から申し上げます。 第1款病院事業収益、最終予算額40億 6,100万円、決算額38億 2,746万 1,088円で、予算比2億 3,353万8,912 円の不足、前年度比 4,524万 1,218円の増であります。 第1項医業収益、最終予算額37億 2,325万 2,000円、決算額34億 9,298万 9,218円で、予算比2億 3,026万2,788 円の不足、前年度比 9,931万 2,679円の増でございます。総収入に対する比率では91.3%となっています。 1項1目入院収益は、決算額18億 4,413万 9,733円で、前年度比 4,426万 6,575円の増、総収入に対する比率は48.2%でございます。 1項2目外来収益では、決算額13億 2,349万 1,633円で、前年度比 4,568万 1,794円の増、総収入に対する比率では34.6%でございます。 1項3目その他医業収益でございますが、決算額3億 2,535万 7,846円、前年度比 936万 4,310円の増であります。 次に、2項医業外収益でございますが、最終予算額3億 3,773万 8,000円、決算額3億 3,447万 1,876円で、予算比 326万 6,124円の不足、前年度比 5,407万 1,461円の減でございます。 次に、収益的支出について申し上げます。おめくりいただきまして、2ページをごらんいただきたいと思います。 第1款病院事業費用、最終予算額40億 6,100万円、決算額37億 9,018万 4,875円、不用額2億 7,081万5,125 円で、前年度比 3,362万 8,525円の増でございます。 1項医業費用、最終予算額39億 5,508万 8,000円、決算額36億 9,953万 6,301円、不用額2億 5,555万1,699 円で、前年度比 159万 344円の増、総収入に対する比率は97.6%でございます。 1項1目給与費では、決算額18億43万 135円、前年度比 133万 3,321円の減、不用額は 8,085万 8,865円で、総支出に対する比率は47.5%でございます。 1項2目材料費につきましては、決算額13億 7,000万 3,386円で、前年度比 3,710万 9,778円の増、不用額9,768 万 5,614円で、総支出に対する比率は36.1%であります。 1項3目経費では、決算額3億 8,052万 6,232円で、前年度比 1,959万 5,186円の増、不用額 6,508万3,768 円で、総支出に対する比率は10.0%であります。増の主なものは、12節賃借料が前年度比 673万 9,275円、14節委託料が前年度比 776万2円の増となっております。 1項4目減価償却費でございますが、決算額1億 3,544万 4,447円、前年度比 2,973万 5,415円の増、不用額 429万 553円で、総支出に対する比率は 3.6%であります。 1項5目資産減耗費につきましては、決算額 406万 3,733円、前年度比 8,228万 2,252円の減、不用額93万6,267 円であります。 1項6目研究研修費は、決算額 906万 8,368円、前年度比 123万 4,462円の減、不用額 669万 6,632円であります。 2項医業外費用は、最終予算額1億51万 2,000円、決算額 9,038万 9,784円、前年度比 3,188万 7,221円の増となりました。その主な理由は、他会計への負担金の増であります。不用額 1,012万 2,216円で、支払利息及び企業債取扱諸費などの不用額が主なものでございます。 次に、5ページの資本的収入及び支出をごらんください。 1款資本的収入から申し上げます。 最終予算額1億 7,005万 2,000円、決算額1億 4,815万 7,500円で、予算比 2,689万 4,500円の不足、内訳は、1項企業債 2,700万円などであります。 次に、資本的支出について申し上げます。 1款資本的支出、最終予算額3億 9,232万 9,000円、決算額3億 6,166万 6,566円、不用額 3,066万 2,434円となっております。 1項建設改良費、決算額2億 3,530万 6,303円となっており、内容といたしましては、1目土地購入費で隣接地の購入、2目建物費で医事倉庫、建設工事ほか5件、3目構築物費で第6駐車場など整備工事、4目機械備品費で総合検診情報システムほか12種の購入、5目車両費で除雪車の購入であります。 2項1目企業債償還金は、決算額1億 2,336万 263円、3項1目看護婦(師)養成貸付金、決算額 300万円であります。 以上で実施計画実績表の説明を終わらせていただきますが、恐れ入りますが、再度決算書の1ページへお戻りいただきたいと思います。 1、2ページにつきましては、ただいま御説明申し上げました事項について、所定の書式により調製したものでありますが、2ページ下部の欄外をごらんいただきたいと思います。先ほど御説明申し上げました資本的収入額が資本的支出額に不足する額2億 1,350万 9,066円につきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額74万 3,763円、過年度分損益勘定留保資金1億 4,980万 7,953円及び当年度分損益勘定留保資金 9,295万 7,350円で補てんしたものであります。 3ページの損益計算書、4ページの剰余金計算書につきましてはごらんいただき、説明は省略させていただきます。 5ページ上段の剰余金処分計算書をごらんいただきたいと思います。 当年度未処分利益剰余金3億 3,011万 2,472円のうち、減債積立金として 3,600万円を処分し、残額の2億9,411 万 2,472円を引き続き翌年度繰越利益剰余金とするものでございます。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御認定いただきますようお願い申し上げます。
○議長(今井友吉議員) 次に、議案第84号 平成13年度岡谷市水道事業会計の決算認定について及び議案第85号 平成13年度岡谷市
下水道事業会計の決算認定について説明を求めます。 水道部長。 〔水道部長 武井政喜君 登壇〕
◎水道部長(武井政喜君) それでは、議案第84号 平成13年度岡谷市水道事業会計の決算認定について、御説明を申し上げます。 決算書9ページをごらんいただきたいと思います。 平成13年度の事業報告の概要でございますが、総括事項といたしましては、年度末における給水件数は2万2,794 件、人口は5万 6,687人で、前年度比、件数で6件、人口で 367人の減となっております。 年間の配水量は 869万 1,586立方メートルで、このうち総配水量は 745万 7,381立方メートルとなっており、前年対比、総配水量では10万 897立方メートル、総給水量も6万 4,005立方メートルの減となっておるものでございます。この減につきましては、長引く景気低迷の影響で、特に事業所関係の水需要の減少と、一般家庭も含めた節水意識の高まりなどが起因しているというふうに思っております。 なお、有収率につきましては 85.80%でございまして、前年より0.26%の向上となっております。 次に、平成13年度の建設改良の主なものについて申し上げます。本年度は5点でありますが、1つ目といたしまして、長地配水池移設関連事業では、長地配水池送水管工事、富士見ケ丘中継ポンプ場滅菌室等の建築工事、出早水源系のテレメータ工事及び出早水源制御設置工事等を実施し、新長地配水池の移設工事がすべて完了いたしました。この事業完成によりまして、今までポンプ加圧により給水していた高台地区が自然流下方式となりまして、水の安定確保が得られるとともに、給水の可能区域が拡大されたということでございます。 2つ目といたしましては、今井水源、塩嶺水源の送水ポンプと花岡水源の取水ポンプ及び小坂水源のテレメータ子局の取りかえ工事を実施いたしました。 3つ目といたしましては、東堀水源に残留塩素制御装置を設置いたしました。 4つ目といたしましては、石綿管の改良工事でございますが、公共下水道にあわせて 1,440mを実施いたしました。 5つ目として、公共関連工事として下水道管渠の敷設にあわせ水需要に対応した上水管径の見直し、老朽管の改良を進めました。 次に、1年間の経営成績でございますが、収益的収支は消費税及び地方消費税抜きで収入総額が10億 2,280万 4,851円、費用総額は9億 8,424万 5,992円でございまして、収支差引 3,855万 8,859円の利益となりました。収益のうち水道料金は9億 8,064万 3,605円となり、前年対比 578万 7,099円の減収でございます。 また、収益収支では、消費税及び地方消費税込みで収入額2億 3,424万 7,530円、支出額は5億 9,397万1,463 円で、収支差引不足額は3億 5,972万 3,933円となりました。この不足額につきましては、当年度消費税及び地方消費税、資本的収支調整額 2,348万 2,038円、減債積立金取り崩し額1億円、過年度損益勘定留保資金2億 3,624万 1,895円で補てんをいたしました。 また、消費税及び地方消費税につきましては、課税収入にかかわる税額 4,912万 2,019円から、課税支出にかかわる税額 3,565万 6,974円を控除し、 100円未満の端数整理をした 1,346万 5,000円が納付税額でございます。 1枚おめくりいただきまして10ページには、イの給水状況及びウの漏水調査の結果について掲載をしてございますが、修理につきましては前年度に引き続き市内を二分割し、2区域で随時調査及び専門業者による委託調査を実施し、漏水の早期発見と修繕を進め、施設の安全管理に努めました。 11ページ中段の(4)職員に関する事項でございますが、22人の職員でございます。 12ページから14ページまでは、建設改良費の工事等の内容を記載してございます。営業設備費につきましては、量水器関係で 1,207万 9,410円、配水設備関係につきましては、公共関連工事による管網整備工事、水源整備工事等で、14ページ計欄でございますが、4億 7,480万 432円というふうになっております。 15ページ(3)に受贈財産の一覧表、次の(4)に固定資産の除却及び売却処分の一覧表を掲載してございます。 16ページは水源別の年間配水量、17ページは口径別年間給水量及び水道料金の徴収状況でございます。 18ページ以下は省略させていただきまして、別冊の予算実績計画実績表をごらんいただきたいと思います。数字につきましては消費税及び地方消費税の込みになっております。 それでは、主なものについて御説明を申し上げます。 まず、1ページの収益的収入及び支出の収入でございますが、1款水道事業収益は、最終予算額10億 7,173万 8,000円に対しまして、決算額は10億 7,189万 3,889円で、予算比100.01%でございます。 1項1目給水収益、1節水道使用料は10億 2,965万 6,870円、1立方メートル当たりの給水単価は決算書の18ページに記載してございますけれども 131円50銭となり、前年対比35銭の増でございます。 次に、2目その他の営業収益 753万 2,400円は、工事完成検査手数料及びメーター開栓の手間代でございます。 3目他会計負担金 164万 8,000円は、温泉事業特別会計からの給与費負担金でございます。 2項営業外費用の1目受取利息及び配当金42万 4,429円は、預金及び貸付金の利息でございます。 2目雑収入は、その他の雑収入で55万59円でございます。 3目他会計負担金 3,208万 1,591円は、職員2名の退職に伴い水道部以外での在職期間の退職給与負担調整によるもので、一般会計及び岡谷病院事業会計からの負担金収入があったものでございます。 次に、2ページの支出でございますが、1款水道事業費用は、最終予算額10億 5,645万 9,000円に対しまして、決算額10億 985万 2,992円でございまして、予算比 95.59%の執行率でございます。 1項営業費用、1目原水及び配水費、決算額2億 9,711万 8,156円は、水源等の施設の維持管理費で、人件費は職員12名分でございます。 10節委託料は、水源の電気設備の保守点検、水質検査、量水器の開閉栓、漏水調査等の委託料でございまして、支出額は 3,448万 5,473円となっております。 12節賃借料 1,560万 7,231円は、水源監視局のリース料、水源用地賃借料等でございます。 13節修繕費 7,920万 8,157円は、水源施設の維持管理及び給配水管の修繕費でございます。 14節動力費は 8,096万 2,611円でございまして、各水源の動力費でございます。 次に、2目総係費でございますが、この目は水道事業全体の管理経費でございまして、1億 6,739万 3,290円の決算額で、人件費は職員10名分でございます。 次に、3ページにまいりまして、15節委託料 2,274万 775円は、検針及び電算処理委託料でございます。 18節賃借料 471万 9,290円は、電算の賃借料等でございます。 3目減価償却費は3億 7,054万 2,988円でございます。 4目資産減耗費 2,065万 201円は、固定資産の除却損 1,760万 4,151円と、固定資産の除却費 304万 6,050円でございます。 なお、除却損につきましては決算書の15ページに明細がございますので、ごらんいただきたいと思います。 2項営業外費用1目支払利息及び企業債取扱諸費1節企業債利息1億 2,103万 1,870円は、24件分の企業債の利息でございます。 4目1節他会計負担金 1,868万 9,081円は、一般会計の退職手当負担金で、退職者4名が水道部に在職していた期間の負担調整分でございます。 1枚おめくりいただきまして、5ページの資本的収入及び支出の収入第1款資本的収入でございますが、最終予算額2億 4,771万円に対しまして、2億 3,424万 7,530円が決算額でございます。 1項1目企業債1億 9,270万円は、長地配水池移設工事に伴う起債借入分、3項1目工事負担金 4,154万7,530 円は、下水道関連工事等による収入でございます。 次に、支出、第1款資本的支出でございますが、最終予算額6億 6,286万 3,000円に対しまして、決算額は5億 9,397万 1,463円でございます。 なお、1項建設改良費につきましては、公共下水道関連配水管移設工事において 260万円を翌年度に繰り越しをしております。 1項1目営業設備費 1,207万 9,410円は、量水器の購入改良等に要した経費でございまして、明細は決算書の12ページに記載してございますので、ごらんいただきたいと思います。 また、2目配水施設費4億 7,480万 432円は、富士見ケ丘中継ポンプ場滅菌室、電気室、ポンプ設備取りかえ工事、配水管の新設、石綿管の改良等、水道施設の整備に要したものでございまして、明細は決算書の12ページから14ページにございますので、ごらんいただきたいと思います。 2項1目企業債償還金1億80万 4,381円は建設改良にかかわるものでございまして、決算書24ページの企業債明細書に内訳がございますので、ごらんいただきたいと思います。 3項1目湖北行政組合負担金 624万 3,000円は、湖北行政組合への負担金でございます。 以上で実績表の説明を終わらせていただきまして、次に決算書の方へお戻りいただきたいと思います。 1ページ、2ページはただいま実績表で申し上げましたものをまとめたものでございます。 なお、2ページ下段で資本的収入支出の不足額につきましては、補てん財源の内訳を記載してございます。 3ページは損益計算書でございまして、下段に当年度純利益 3,855万 8,859円、前年度繰越利益剰余金 514万円 5,831円、その結果、当年度未処分利益剰余金は 4,370万 4,690円となっております。 次に、6ページの剰余金処分計算書でございますが、当年度未処分利益剰余金 4,370万 4,690円のうち、減債積立に 4,000万円を積み立てて処分するものでございます。したがいまして、翌年度繰越利益剰余金は 370万 4,690円というふうになるものでございます。 7ページからの貸借対照表は省略をさせていただきます。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御認定いただきますようお願いを申し上げます。 続きまして、議案第85号 平成13年度岡谷市
下水道事業会計の決算認定について、御説明を申し上げます。 決算書8ページをごらんいただきたいと思います。 平成13年度の事業報告の概要でございますが、総括事業といたしまして、岡谷市の公共下水道は28年目となったわけでございますが、本年度は平成12年度からの繰り越し及び債務負担行為を含めまして、8億 171万9,167 円の事業費で整備促進をしてまいりました。また、より健全で使用者の理解を得られる下水道事業を遂行していくため、本年度から地方公営企業法を全部適用し、企業会計方式を採用することとなりました。平成13年度は下水道使用料の見直しの年でございましたが、市民生活への影響等を考慮し、料金改定は見送ることとなりました。面整備につきましては、前年に引き続き川岸、湊、長地等の未整備箇所を実施しておりますが、主な実施箇所は、鮎沢区内のJR第4踏切の横断と周辺地区、駒沢区内の県道下辰野線の天白橋左岸からローソン川岸東店付近までと、駒沢公民館東側の区域等でございます。また、鮎沢地区と駒沢地区にそれぞれマンホールポンプの設置をいたしました。これにより、平成13年度末の面整備は1,288.69haとなり、事業認可面積1,620ha に対し79.5%の整備率になりました。下水道接続状況は3月末で 2,015戸となり、供用区域内の2,795 戸に対しまして96.2%、5万 1,687人が下水道を利用しているということでございます。諏訪湖流域下水道事業は着工以来31年目を迎えており、本年度は総事業費39億 8,000万円で、県施行により整備等を行いましたが、これらの事業に対する岡谷市負担金は1億 5,481万 3,000円となっております。 次に、1年間の経営成績でございますが、収益的収支は、消費税及び地方消費税抜きで収入総額が21億 276万 5,421円、費用総額は19億 148万 943円でございまして、収支差引2億 128万 4,478円の利益となりました。 利益のうち、下水道使用料は11億 6,644万 6,131円となり、前年度比 257万 9,564円の減収でございます。この減収につきましては、水洗化率は増となっておりますけれども、特に事業所関係の節水等の影響が大きいものと思われます。 また、資本的収支では、消費税及び地方消費税込みで、収入額10億 2,282万 380円、支出額は16億 6,271万8,784 円で、収支差引不足額は6億 3,989万 8,404円となりました。この不足額につきましては当年度消費税及び地方消費税、資本的収支調整額 3,288万 818円、引継金3億 3,857万 4,969円、当年度損益勘定留保資金2億 6,844万 2,617円で補てんをいたしました。 消費税及び地方消費税につきましては、課税収入にかかわる税額 5,840万 4,286円から課税支出にかかわる税額 5,800万 1,594円を控除しまして、40万 2,600円が納付税額となるものでございます。 9ページのイには維持管理の状況について掲載をしてございますが、特に下水道管渠の清掃点検等につきましては業者委託により実施し、施設の安全管理に努めてまいりました。 (4)の職員に関する事項でございますが、16人で運営しております。 10ページから15ページまでの建設改良費の工事等の内容は、そこに記載してございますが、公共下水道建設費につきましては、構造物、機械及び装置、建設仮勘定、地上権等で8億 171万 9,167円、営業設備費につきましては量水器関係で28万 5,127円、流域下水道事業につきましては、諏訪湖流域下水道事業建設費負担金1億 5,481万 3,000円となっているものでございます。 16ページは(2)に固定資産の除却及び売却処分の一覧表を掲げてございます。 17ページは、下水道の普及状況、18ページは区分別・口径別年間汚水量、19ページには区分別・口径別の下水道料金の収入状況でございます。 20ページ以下は省略させていただきまして、別冊の予算実施計画実績表をごらんいただきたいと思います。 消費税及び地方消費税込みになっておりますが、主なものについて御説明申し上げます。 まず、1ページの収益的収入及び支出の収入でございますが、1款下水道事業収益は、最終予算額21億4,157 万 6,000円に対しまして、決算額は21億 6,113万 4,886円で、予算比100.91%でございます。 1項1目1節下水道使用料は12億 2,475万 7,312円、1立方メートル当たりの使用料単価は決算書の20ページに記載してございますが、 170円71銭となっております。 2目他会計負担金8億 8,284万 4,000円は、一般会計からの繰入金でございます。 3目その他営業収益1節手数料 216万 4,000円は、排水設備確認検査手数料及び排水設備認定手数料等でございます。 2項営業外費用1目受取利息配当金11万 6,839円は、預金及び貸付金の利息でございます。 2目他会計補助金 4,929万 6,000円は、一般会計からの繰入金でございます。 次に、2ページの支出でございますが、1款下水道事業費用は、最終予算額20億 4,003万 1,000円に対しまして、決算額19億 2,696万 9,590円でございまして、予算比 94.49%の執行でございます。 1項営業費用1目管渠費、決算額1億 507万 7,194円は、下水道管の維持管理に要する経費で、人件費は職員2名分でございます。 10節動力費は、マンホールポンプの電気料でございます。 11節修繕費 5,643万 2,575円は、取りつけ升の修繕、マンホール補修、管路補修等の修繕費でございます。 14節委託料 3,076万 5,504円は、下水道管渠等清掃委託料、マンホールポンプの点検委託料等でございます。 次に、2目1節流域下水道維持管理費負担金4億 2,147万 905円は、岡谷市の汚水量負担分でございます。 3目普及指導費 2,692万 1,355円は、水洗化普及促進及び事業所の排水水質検査等に要する経費で、人件費は職員3名分でございます。 3ページにまいりまして、11節委託料は、下水道水質検査の委託料が主なものでございます。 12節補助金及び交付金 530万 9,994円は、共同排水設備工事補助金及び水洗便所等改良資金融資あっせん利子補給金でございます。 4目業務費 1,202万 6,380円は、使用料の調定、その他人件費でございまして、職員1名分でございます。 9節委託料 508万 1,968円は、下水道使用料等の電算処理委託料が主なものでございます。 5目総係費 4,143万 8,361円は、下水道事業全般に要する経費で、職員人件費は4名でございます。 4節給与費 500万円は、退職給与引当金に積み立てたものでございます。 次に、4ページでございますが、6目減価償却費は4億 6,772万 1,559円、7目資産減耗費は 1,208万2,481 円で、決算書16ページに明細書がございますので、ごらんいただきたいと思います。 2項営業外費用、1目支払利息及び企業債取扱諸費、1節企業債利息8億 3,883万 4,077円は、 154件分の企業債利息でございます。 5ページの資本的収入及び支出の収入、1款資本的収入でございますが、最終予算額10億 6,856万 1,000円に対しまして、10億 2,282万 380円が決算額でございます。 1項1目企業債1節公共下水道事業債は6億 2,290万円、2節流域下水道事業債は1億 4,860万円でございます。 2項1目国庫補助金1節建設改良費国庫補助金1億 2,280万円は、公共下水道にかかわる国庫補助金でございます。 2目他会計補助金1節一般会計補助金 5,964万 5,000円は、一般会計からの繰入金でございます。 3項1目1節受益者負担金 6,488万 5,380円は、下水道の受益者負担金でございます。 2目1節工事負担金 399万円は、十四瀬川改修に伴う県からの下水道管移設補償料でございます。 次に、支出の1款資本的支出でございますが、最終予算額17億85万 4,000円に対し、決算額は16億 6,271万8,784 円でございます。 なお、1項1目公共下水道建設費につきましては、公共下水道工事において 1,641万 900円を翌年度に繰り越しをしております。 1目1節国庫補助事業事務費 1,108万 9,882円は、補助事業にかかわる人件費等の事務費でございます。 6ページにまいりまして、2節国庫補助事業管渠費、管渠建設費2億 3,152万 175円は、補助事業にかかわる工事請負費等の建設費分でございます。 なお、 739万円を翌年度に繰り越しをしております。 3節単独事業事務費 3,001万 1,654円は、単独事業にかかわる人件費等の事務費でございます。 4節単独事業管渠建設費5億 551万 6,444円は、単独事業にかかわる工事請負費等の建設分でございます。 なお、 902万 900円を翌年度に繰り越しております。 5節純単事業管渠建設費 339万円は、先ほど御説明したものでございます。 6節受益者負担金徴収費 1,959万 1,067円は、下水道受益者負担金徴収にかかわる人件費等の事務費でございます。 2目1節流域下水道建設費負担金1億 5,481万 3,000円は、諏訪湖流域下水道建設費にかかわる岡谷市の負担金でございまして、明細は決算書の26ページにございますので、ごらんいただきたいと思います。 3目1節量水器28万 5,127円は、下水道専用の井戸のメーター購入分でございます。 2項1目1節公共下水道事業償還金5億 6,904万 4,743円は、公共下水道事業にかかわる企業債償還金、2節流域下水道事業債償還金1億 3,685万 6,747円は、流域下水道事業にかかわる企業債償還金でございまして、決算書の27ページから31ページの明細書に内訳がございます。ごらんいただきたいと思います。 以上で実績表の説明を終わらせていただきまして、次に決算書の方にお戻りいただきまして、1、2ページにつきましてはただいま実績表で御説明申し上げました。 なお、2ページ下段で資本的収入支出の不足額につきましては、補てん財源の内訳をそこに記載してございます。 3ページは損益計算書でございまして、下段の当年度の純利益及び当年度未処分利益剰余金は2億 128万4,478 円になっております。4ページの剰余金計算書は省略をさせていただきます。 次に、剰余金処分計算書5ページでございますが、当年度未処分利益剰余金2億 128万 4,478円のうち、減債積立金に2億円を積み立てて処分するものでございます。したがいまして、翌年度繰越利益剰余金は 128万4,478 円となるものでございます。 6ページからの貸借表は省略をさせていただきます。 以上で説明を終わりにいたしますが、よろしく御審議の上、御認定いただきますようお願い申し上げます。
○議長(今井友吉議員) この際暫時休憩いたします。 午後4時22分
休憩-------------------------------- 午後4時30分 再開
○議長(今井友吉議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、監査結果の報告を求めます。 監査委員。 〔監査委員 千明健一君 登壇〕
◎監査委員(千明健一君) それでは、平成13年度岡谷市公営企業会計決算の審査の結果につきまして、御報告申し上げます。 お手元に配付してございます決算審査意見書の1ページをごらんいただきたいと思います。 まず、第1の審査の概要でありますが、審査の対象は、平成13年度岡谷市
市立岡谷病院事業会計決算、岡谷市
健康保険岡谷塩嶺病院事業会計決算、岡谷市水道事業会計決算、岡谷市
下水道事業会計決算、以上の4企業会計でございます。 審査の期間及び場所でありますが、平成14年6月27日及び7月1日の2日にわたり、岡谷市役所会議室及び各企業の会議室で実施いたしました。 審査の手続でありますが、この審査に当たりましては、市長から提出されました決算書及び各書類が各企業会計の経営成績及び財政状況を適正に表示しているかどうかを確かめるため、関係諸帳簿、証拠書類との照合等のほか、必要に応じ関係職員からの説明を聴取し、例月出納検査、定例監査の結果等も参考に実施いたしました。 第2の審査の結果について申し上げます。 審査に付されました
市立岡谷病院事業会計、
健康保険岡谷塩嶺病院事業会計、水道事業会計及び
下水道事業会計の決算書、財務諸表及び事業報告書、各明細書は、いずれも地方公営企業関係法令に準拠して作成されており、決算計数は関係諸帳簿等と照合した結果正確であり、事業の経営成績及び財政状況を適正に表示しているものと認めたところであります。 続きまして、各企業別に決算の状況を申し上げますが、決算数値につきましては一般会計等と同様 1,000円単位で説明をさせていただきます。 最初に、
市立岡谷病院事業会計について申し上げます。 市立岡谷病院におきましては、本年度は昨年4月の診療報酬の改定による診療単価の抑制、医療技術の進歩による入院患者の在院日数の減、近在医療施設の充実などによる患者数の減などの影響を受けて厳しい医療環境の中での病院運営でありました。患者動向では、入院患者数は療養型病床への入院が増加した一方、北5病棟改修工事の影響を受けて工事期間中の入院患者が減少し、総体的には前年度に比較し減少しており、外来患者数についても前年度に引き続き本年度も減少しております。 施設面では、今後の看護師確保をスムーズに進めるために本年度と平成14年度の2カ年事業で看護師寮改修工事に着手したほか、北5病棟の内装工事や年度途中で改修が必要となった自家発電装置及び無停電装置の改修工事にも着手しております。 医療器械整備につきましては、臨床検査システム及び超音波診断装置の更新を初め、高画質X線画像読取装置や、全自動輸血システムの新規購入など、整備充実が図られております。 経営状況につきましては、経営健全化5カ年計画の2年目として、適正医療を行う中で、診療単価アップを図るための各種診療指導の実施や、服薬指導の実施、リハビリテーション部門の施設基準見直しによる収入増のほか、滅菌洗浄業務の外部委託、医事業務の委託範囲の拡大、日直業務の外部委託など、経費節減の取り組みが実施されております。 その結果、事業収益41億 8,070万 9,000円、事業費用41億 3,655万 7,000円、収支差引 4,415万 2,000円の純利益計上となり、前年度の計画見込額の不足額を補うとともに、本年度の目標額も上回ることとなり、経営改善の努力がうかがわれるところであります。 しかし、前年度繰越欠損金1億 6,382万 4,000円と、差し引き1億 1,967万 2,000円の当年度未処理欠損金となり、依然として経営状況は厳しい状況下にあります。開設者の経営改善措置として平成12年度から向こう5カ年間に一般会計からの繰り入れが行われることになっておりますが、この支援にこたえるべく、病院として、医師を初め医療スタッフの確保と質の向上を図りながら、患者確保に努め、全職員に対し経営へのコスト意識のより一層の喚起を図り、経営の効率化、合理化を常に念頭に置き、引き続き累積欠損金を減少させるよう努められたいところであり、今後も信頼される中核病院として市民の健康増進に寄与されるよう望むところであります。 続きまして、健康保険岡谷塩嶺病院企業会計について申し上げます。 岡谷塩嶺病院におきましても、本年度は昨年4月の診療報酬の改定による診療単価の抑制という厳しい医療環境の中での病院運営でありました。患者動向では、入院、外来患者数とも前年度より増となり、昨年に引き続き好成績を維持した結果となっております。 施設面では、国費により渡り廊下等改修工事、院費では、医事倉庫建設工事、駐車場等整備工事などが実施されております。医療器械整備等につきましては、国費で検診画像登録ファイリングシステムを新規に設置したほか、心臓腹部超音波画像診断装置や、除雪車、送迎用マイクロバス等が整備されております。また、院費では、総合健康診断情報システムや、腹部超音波画像診断装置、長時間心電図再生システム等の購入により、診療部門等の整備充実が図られております。 経営状況につきましては、事業収益38億 1,087万 1,000円、事業費用37億 7,433万 8,000円、収支差引3,653 万 2,000円の純利益計上となり、10期連続の黒字決算となっております。 前年度繰越利益剰余金2億 9,358万円を加え、当年度未処分利益剰余金は3億 3,011万 2,000円であります。本年度は、国費や院費による医療環境づくりを積極的に行い、呼吸器疾患、消化器疾患及び心疾患の基幹病院として診療の充実を図り、医療環境が整備されたことは、地域医療ニーズにこたえたものであります。今後とも、施設・機器等の整備を図るとともに、医療スタッフの質の向上を目指し、経営の健全化と信頼される医療・保健・福祉の向上になお一層の努力を望むものであります。 続きまして、水道事業会計について申し上げます。 水道事業につきましては、本年度は年間の総配水量、総給水量とも前年度に比べ減少となっています。これは長引く景気低迷の影響で、特に事業所関係での水需要の減少と、一般家庭を含めた節水意識の高まりなどに起因しているものと思慮されます。 有収率は 85.80%で、前年度より0.26ポイント向上しておりますが、有収率を全国平均値に近づけることを目標に、今後とも漏水調査と布設がえ等配水管の整備を進め、一層の向上を図られたいところであります。 建設改良工事の主なものを申し上げますと、長地配水池移設関連事業につきまして、長地配水池送配水管工事、富士見ケ丘中継ポンプ場滅菌室等建築工事、出早水源系テレメータ工事及び出早水源系制御設備工事が完了するとともに、今井水源、塩嶺水源の送水ポンプと花岡水源の取水ポンプ及び小坂水源テレメータ子局の取りかえ工事などが実施されております。 石綿管の改良は、公共下水道工事等にあわせて実施され、また公共関連工事として下水道管渠の敷設にあわせて水需要に対応した上水道管径の見直しと老朽管の改良が行われております。 経営状況におきましては、水道事業収益10億 2,280万 4,000円、水道事業費用9億 8,424万 5,000円で、収支差引 3,855万 8,000円の純利益計上となっており、うち給水収益は9億 8,064万 3,000円で、前年度比 578万 7,000円の減収となっています。水道は市民生活、企業活動に不可欠な生命線であり、その重要性は一層拡大しております。本市は用水として地下水源に多くを依存していることから、水量、水質の監視を引き続き行い、汚染等現状に対し住民が正しい理解を得られるような啓発に努めるとともに、将来計画としての水資源対策につきましては十分な市民合意を図るとともに、経営の合理化と経費節減に鋭意努力され、今後も清浄にして豊富で低廉な水の安定供給を図り、市民福祉の一層の増進に寄与されるよう望むものであります。 続きまして、
下水道事業会計について申し上げます。 平成13年度は下水道事業の初めての企業会計方式の決算となっております。これは、第3次岡谷市総合計画基本計画に盛り込まれた下水道事業の健全経営のため、接続率の一層の向上を図り、使用料の適正化等に努めるとともに、事業の進捗を勘案しながら、地方公営企業法の適用の検討を進める必要があるという方針に基づいて法適用がされたものであり、行政改革や情報公開に積極的に対応し、より健全で使用者の理解を得られる下水道事業を遂行していくところに主眼が置かれております。 面整備につきましては、前年度に引き続き、川岸、湊、長地等の未整備地区の本管敷設が実施されており、年度末の整備面積は1,288.69ha、事業認可面積 1,620haに対し、79.5%、全体計画面積 1,636haに対しては78.8%の整備率となっております。下水道の接続状況は年度末で2万15戸となり、供用開始区域内の2万 795戸に対し96.2%、5万 1,687人が下水道を利用しております。 諏訪湖流域下水道事業は、県施行により汚泥処理施設の整備等が行われておりますが、この事業に対する岡谷市の負担額は1億 5,481万 3,000円となっております。 経営状況につきましては、下水道事業収益21億 276万 5,000円に対して、下水道事業費用19億 148万円で、収支差引2億 128万 4,000円の純利益計上となり、うち下水道使用料は11億 6,644万 6,000円で、前年度比257 万 9,000円の減収となっております。県下でも上位を占める下水道普及率につきましては一定の評価をすべきものでありますが、未整備地区の事業推進や公共下水道事業に着手し28年目を迎えた既存施設の更新事業、延命化のための事業を進めなければならず、借入資本金や維持管理費の増加が見込まれるところであります。長期化している不況の影響や料金改定の据え置きなどにより下水道使用料の大幅な増加は期待できない厳しい状況が予想されることから、中長期的な視野に立って、より一層効率的な事業運営を図り、経営の安定化と財政の健全性の確保に努められるよう望むものであります。 6ページ以降につきましては説明を省略させていただきますので、ごらんいただきたいと思います。 以上で決算審査の報告を終わらせていただきます。
○議長(今井友吉議員) これより質疑に入ります。 まず、議案第82号について質疑はありませんか。
笠原征三郎議員。
◆7番(
笠原征三郎議員) 7番 笠原征三郎です。 1、2点お聞きしたいと思いますが、ページで言えば3ページの給与費ですか、また今報告された決算審査の意見書の2ページあたりを参考にしてお聞きしますが、この意見書では「医師を初め医療スタッフの確保と質の向上を図りながら」というようなことが書かれております。昨年の決算のときにも私ども共産党の議員団として意見を申し上げたときに、病院という性質上医師の確保また質の向上というものが非常に大事だということを訴えてきました。この平成13年度におきましてどのような努力を図られたか、若干その内容をお聞きしたいと思います。 それとの関係で、組織変更というものがされたわけなんですが、それがどのように生かされ、また医療スタッフのチームワークというんですか、そういうようなものがどのような状態かというようなこともお聞かせ願えればと思います。
○議長(今井友吉議員)
岡谷病院事務長。
◎
岡谷病院事務長(尾崎孝君) 2点御質問をいただきました。 1点は医師の確保について大事であるが平成13年度どのような努力を見せてきたかという御質問でございますが、予算の医師の確保は33名でございますが、平成14年3月末現在では28名で、5名予算に比べて手当てを欠けたわけでけれども、これにつきましては、病院開設者である市長さん、あるいは病院長、事務長ともども、信州大学医学部等へ赴きまして、医師の確保のお願いにまいっております。また、病院単独では、院長、事務長等が信州大医学部の方へ赴きまして状況をお話しする中で、可能な限り優秀な医師の派遣、手当てをいただきたいというふうにお願いを申し上げてきておるところでございます。たまたま信州大学の医学部自身が医師不足の状況がございまして、なかなか岡谷病院の要望どおりの手当てがいかないで、予算に対する欠員というものが生じておるものでございます。 次に、組織改正に伴って院内がどのように組織が充実したかということにつきましては、院内にまず管理委員会、運営委員会というものを新たに組織の中に設けまして、従来スタッフ会議と申したのを管理委員会に改めまして、正副委員長、各診療部長、事務長、両課長等が入りまして、院長の方針に基づく毎月定期的な院内討議、特に例月出納検査を監査委員さんからいただいておるわけですが、経営実態についてその管理委員会に状況をお話しする中で、経営努力をすべき点はこういうところがある、また診療単価あるいは入院、外来の患者数の動向につきましても細かく触れて、経営努力を図っていただきたいという訴えを、院長または事務長の方から内容を申し上げて改善を図ったところでございます。 また、運営委員会でございますけれども、管理委員会で決めたことを実際には運営委員の皆さん60人ばかりおりますけれども、各部門から出ている運営委員さんに、1つは月例検査結果の報告を申し上げ、経営の中身を理解していただいているということと、また院長からの方針、あるいは管理委員会での決定事項を下に下げまして、その方針に基づいて病院職員全職員に行き渡るように伝達をして経営努力をしてきたということで、組織改正に伴う中身につきましては、話し合いが徐々に行われているという中で、今年度平成13年度の決算で見られるように、平成12年度の収入不足の分と、平成13年度で経営健全化の目標である数値の確保が、そんなようなところから図られたのではないかというふうに分析をしておるところでございます。 以上でございます。
○議長(今井友吉議員)
笠原征三郎議員。
◆7番(
笠原征三郎議員) 7番 笠原征三郎です。 今、事務長さんの方からお話がありまして、医師の確保あるいは組織変更に伴う努力というものはひしひしと感じられるわけなんですが、しかし、数字から見ますと、例えば意見書の11ページ、各科別入院患者、外来患者の状況というようなところでは、内科あるいは皮膚科、入院、外来が極端に減っている部分があるわけなんですね。それに伴って、若干前にも私的に聞いたところでは、手術の数、こんなものも減る傾向にあるというようなことをお聞きしております。やはり内科の減りぐあいというようなもの、これがそういうところに結びついているのではないかと思っております。北5病棟の内装あるいは幾つかの理由があって患者数が減ったというようなことはあるんですが、医師の確保、あるいはちょっと誤解されるといけないんですが、医師の質、そういうようなものが影響されているかどうかというようなことについて、もう一度お聞きしたいと思います。 それと、経営努力というようなことで組織変更や何かをされているというようなことは今事務長さんのお話でわかったわけなんですが、病院という立場上やはり患者の立場に立ってどうかということが一番大事ではないかと思います。先ほどは医療スタッフのチームワークというようなことでお聞きしたわけなんですが、その辺が組織の変更によってどのようによくなっているかというような話をしていただきたいと思いますので、お願いしたいと思います。
○議長(今井友吉議員)
岡谷病院事務長。
◎
岡谷病院事務長(尾崎孝君) 2点御質問をいただきました。 1点は、入院、外来患者の減少が見られる、これは内科等が著しいというようなお話、また手術件数の点についても触れられました。まず、手術の件数はどうかというようなことがございましたのでお答えを申し上げたいと思いますけれども、平成12年度の手術総件数は 1,078件、平成13年度が 1,104件でございますので、手術件数、岡谷病院の場合毎年 1,100から 1,200の範囲内で手術が推移されておりますので、手術の件数から見ますと前年度よりも若干上回った手術が施されているという状況でございます。 この中で、また内科の問題が出ましたが、入院が監査委員さんの意見書の中で 6,500人、あるいは外来で1,300 人というふうな数字が載ったわけですが、この分析について若干申し上げお答えにしたいと思いますけれども、まず入院患者の減になった総体的な理由でございますけれども、1点は病院の方の総括でも触れましたが、北5病棟の改修工事のおくれによって患者数が増加する11月から3月の間の12月及び1月にかけて工事を実施というようなことの中で、一般病床の 252床のうち12月が29、1月が39床具体的に利用ができなかった影響が出ました。それによって入院患者が減ったということも一つの要因になっております。 それと、外来患者が減少したことによって入院への患者の誘導がおのずと少なくなっているということも挙げられます。また、冬期間例年発生しておりますインフルエンザでございますけれども、昨年も温暖傾向にございましてインフルエンザの発生が少なかったということで、入院、外来患者が減ったというところでございます。 内科の具体的に 6,524人でございますが、ただいま申し上げた病棟改修工事の影響を受けたということがございます。それと、インフルエンザ、同じことでございますが、重複した部分で科目別にはそのようなところに影響が出ているというものでございます。 それと、医師の手当てが影響があったかどうかという点でございますが、やはりこれについても医師の確保の影響は出ているものと判断しております。 次に、経営努力の中で患者の立場に立った診療行為が大事であると、その点から組織的にどうかという点でございますけれども、やはり病院経営はサービス業でございます。患者に対する接遇が最も大事でございますので、特に管理委員会の中では接遇について力点を置いて、優しい言葉遣いまた患者さんに接するときには言葉に注意をしたり、態度で優しく接していただくように心がけようということで、常々院長の方からの考え方が申されておるわけですけれども、これを受けて、看護部分の方では看護の接遇の研修会を開いたりして、そんなような努力をいただいておるというところでございます。組織改正によりまして命令系統がある程度はっきりしてまいりましたので、そんなような運営委員会、管理委員会、または各部門の研究、研修会を通しまして経営努力を行っているということでございまして、サービス業に大事な接遇に意を配して今後ともやっていきたいというふうに考えているところでございます。 以上です。
○議長(今井友吉議員)
笠原征三郎議員。
◆7番(
笠原征三郎議員) 7番 笠原征三郎です。 もう3回目ですので、あと
決算特別委員会の方で、ぜひこの医師の確保あるいは質の向上、そういうものに対して一層深めて論議して、本当に市民が安心してかかれる、一層そういうような病院にしていくためにも論議を深めていただければと思います。といいますのは、私だけではないと思うんですが、お医者さんが何人かかわりますと、行くたびに違う先生というようなことを、何人かの方からも言われているし、私だけが聞いているというようなことではないらしいので、ぜひそこらのところも病院として一番大事な点ではないかと思いますので、お願いしたいと思います。
○議長(今井友吉議員) ほかに発言ございませんか。 野澤徹司議員。
◆19番(野澤徹司議員) 19番 野澤徹司です。 今、笠原議員からるるお話がありましたのでダブル部分がありますので私は1点だけ背景をお聞きしたいんですけれども、決算書の8ページ、先ほど話が出ました北5病棟の工事の関係ですね。ここに書いてあることによりますと、11月から3月までの一番患者さんが多いとき、商売でいえば一番お客さんが来るときに一番そういうふうになったということで、いろいろの背景がある。多分そうならざるを得なかったというようなことがあるんじゃないかと思うんですけれども、その辺の、わざわざお客さんが多いときにそうせざるを得なかったという、背景があったらちょっとその辺だけお話をいただければと思います。
○議長(今井友吉議員)
岡谷病院事務長。
◎
岡谷病院事務長(尾崎孝君) なぜ患者の多い月に工事になったかという背景でございますけれども、北5病棟の工事を入院患者がいるために一気にできませんので、2分の1ずつの工事施工をまず考える中で、入院患者さんをどこの病床に移すかということで、2分の1ずつでありますけれども、その病床移動の調整に北5病棟の患者さん、いろいろな患者さんがおりますので、それにある程度院内の医局とか看護部門等で調整を必要とした部分がございます。 それと、ちょうど平成13年度は繰越工事、総合医局の改修工事等、あるいは外来診療棟の待合室、トイレ等の改修工事、また看護寮の改修工事等、例年になく大変大きな工事が集中しておりました。その工事調整をする必要がございまして、そんなような調整をする中で、患者の多い11月から1月にかけての工事となってしまったわけですが、年度当初できるだけこの患者の多い工事期間を避けようということで院内協議を進めてきたわけですけれども、やむを得ず今も言ったような考え方で、調整おくれの中でこの月になってしまったものでございます。 今後病棟改修工事は今年度また来年度も健全化計画の中で市側からの支援をいただいておりますので、患者の多い月にならないように、今現在調整をしたりして既に工事発注をして、二度と同じようなことのないように努力を重ねているところでございますので、何分御理解をいただきたいと思います。 以上です。
○議長(今井友吉議員) 野澤徹司議員。
◆19番(野澤徹司議員) 19番 野澤徹司です。 窮状はよくわかりました。ひとつ事務長さんおっしゃったように、たとえ幾らかでも増収につながるような形の中でのこれからの運営をお願いしておきたいと思います。背景をお聞きしましたので結構でございます。
○議長(今井友吉議員)
上野安規光議員。
◆14番(
上野安規光議員) 14番 上野安規光でございます。 経営再建の2年目ということで、経常収支状況だとか、医業収支の状況を見ますと、はっきりと改善の姿が出ているというふうに私はとらえておるところでございます。しかし、そんな中で、やはり経営再建はもちろん大事なことでありますけれども、それ以前の岡谷病院のこの地域における役割として、当然市民の健康、命を守っていくという部分において、この経営再建が十二分に市民本位において行われたかどうかという観点で御質問をさせていただきたいというふうに思います。 入院、外来と、患者につきましては、ともに減あるいは横ばいというような状況を示す中で、決算書の8ページの概況にも中ほどに示されておりますけれども、職員の経営改善努力により診療単価のアップが図られた、このことが結局先ほど申し上げました経常収支等に貢献したというふうに思うんですけれども、ですけれども、やっぱり入院が減ってそれだけ売り上げが上がったということは、特に医業収入に関しましては昨年比増ということですから、患者さんが減ってそれだけ収入がふえたということは、当然単価が上げられたということでわかるわけですけれども、そこら辺が適正に行われたのかどうかということを確認したいと思いますので、御質問いたします。 次に、外部委託をさまざまな面で導入されましたけれども、それぞれどのような評価というのがされるのか。特に経営につきまして貢献したことはわかりますけれども、先ほど冒頭に申し上げましたように、患者さんと利用者に対してそれぞれの外部委託がどういうふうに功を奏したのか、少なくともマイナス等の影響がなかったかどうかだけを確認をしたいと思いますので、御質問をしたいというふうに思います。 それとともに、院外処方せんの発行率がどのように昨年は推移したのか。これが経営の貢献度としてどのくらいにあらわれているのかをお示しをいただければというふうに思います。 次に、医師の確保につきましては先ほど笠原議員さんが一定のやりとりをされましたけれども、ただ来てくれ、来てくれというだけではやはり来ないというふうに私は思います。そんな中で、迎え入れる具体的な努力、例えば給与だけではなくて、医師の方を確保するための環境整備をどういうふうにされたのか、具体的なものがあればお願いしたいと思います。 並びに看護師の確保についてどのような御努力をされたのか、お願いいたします。ただ、看護師寮の改修については結構でございますので、そのほかの面でどのような御努力をされたのかをお願いいたしておきます。 次に、病院内の全体のサービス向上、先ほどやはり笠原議員さんとのやりとりの中でありましたけれども、もう少し具体的に、利用者、つまり患者あるいは患者さんを取り巻く御家族等のニーズ、要望、指摘する声等をどのように把握されたのか、またどのように生かされたのか、お聞かせいただきたいと思います。 最後でありますけれども、医療事故あるいは小さな医療ミスも含めて、昨年1年間どのように御努力されて、当然重大な事故があってはいけなかったわけですけれども、改善がどのようになされたのかをお答えをいただければと思います。 少し多くなりましたけれども、よろしくお願いいたします。